野外でのびのび授業

全国的に流行している胃腸炎からくる、下痢やおう吐・・・保育園でも複数の園児がダウンしてしまいました。毎年、この真冬の季節に発症することが多いですね。ここは、手洗いの徹底でしのぎます。

 

きょうは屋上組と教室組に分かれて午前中の自由遊びをします。屋上組は、多少の風が吹こうが、おかまいなしに遊ぶ子どもたちです。ファームの霜柱を踏みしめ、泥や砂を使った料理を並べてレストランごっこです。自然がベースの遊びです。

 

子どもたちと作ったBMXコースもさすがに飽きてきたようで、今日はコースを解体して、新たに橋渡りのハラハラドキドキを楽しむアスレチックコースを作りました。子どもたちが、自由に板を組んで作ります。しばらくは、これで楽しめそうです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、毎日の外遊びがこんな感じですので、野外遊び重視のプログラムとなっています。最近では、自然の中で学ぶことをカリキュラムの中心とする学校が増えています。新型コロナウイルスの感染防止への意識の高まりも背景にあるようです。

 

北欧に起源があるとされる「森の学校」は、アメリカでは2010年半ばから増え続け、2017年からのわずか3年間で倍以上となり、2020年では全米で585校になったそうです。

 

ニューヨークから北へ200キロの学校「カントリー・クラスルーム」は、2015年創設で、3歳から小学校5年の構成です。冬でも校舎裏に広がる冬枯れの森で、子どもたちは遊び方を指示されることもなく、約1時間はしゃぎまわっています。この学校の校長は「森に入れば、木々も岩も全てが遊び道具。遊び方を自分たちで考えることが刺激となり、創造力も高まります」と語ります。シカやキツネなどの野生動物に出会うこともあるといいます。

 

さすがに、野生動物はいませんが、ホワイトきゃんばすの屋上も同じように、子どもたちが自分で遊びを見つけます。外遊びは、運動能力だけでなく、学力や他人を思いやる社会的能力、集中力の向上につながりますね。

 

集団生活で大切な「他の子と協力して目的を達成させる」ことは、屋内遊びよりも屋外での環境が適していますね。こうして、世界中で野外での活動が増えているようです。

 

外遊びに夢中の子どもたちの目は、ギラギラです。(笑)