私って、方向音痴!?

ある男性の本当の話です。「地図が読めない妻に助手席から『そこの交差点を左に右折』と言われて、事故になりそうになった」とのこと。

 

「地図が読めない女」という言葉のせいかもしれませんが、「自分が方向音痴だと思いますか?」の回答では、男性の26%に対して、女性が53%と、半分以上の女性が自らを方向音痴と答えています。

 

では、実際はどうなのか・・・そもそも、方向音痴とは何なのか?専門家の先生は「頭の中に二次元的な地図のようなもの(認知地図)が描けて、自分が今どこにいて、どっちをむいているのかわかる人は方向感覚がいい人、それが分からない人は方向感覚が悪い人、つまり、方向音痴といえるそうです。

 

方向音痴の人は、たとえば「ここをまっすぐ行って、3つ目の交差点でコンビニの角を左に曲がってください」と前後左右で指示されれば迷わないのに、「ここから見て南東の方角を指してください」と言われると、指せないことが多いようです。

 

男女差については、一般的な傾向では、男性の方が二次的に空間を捉えて認知地図を描くスキルは高いものの、あくまでも平均値なので、女性の中でも空間能力に優れている人も当然多くいます。

 

私もそうですが、ここ数年は、道路マップを確認しながら目的地に行くことが、ほとんどなくなりました。カーナビの影響で、「次の信号を右折です」のように、前後左右で考えることに慣れてしまうと、頭に地図を思い描くことがなくなり、空間認知が低下するようです。これが進むと、人間の方向感覚がなくなっていく恐れがあるといわれています。

 

先日のおやじ旅では、リニアモーターカーの開発にかかわった先輩が、飯田線・高山本線沿線の「国土地理院発行の1/20万の地図」を持参していました。今いる列車で走っている場所が、地図上ではどの位置にあるのか、マニアックですが、新たな旅の楽しみ方でもありました。

 

どうですか・・・あなたは、方向音痴、大丈夫ですか。今のところ、方向音痴を治す有効なトレーニング法はまだ確立されていないようです。(笑)

 

まずは、自分の家のまわりの地図を見ることから始めてみたいですね。新たな発見があるかもしれません。