「リスキリング」時代へ

今日の屋上は、春が戻ってきました。池の金魚はスイスイ泳ぎ、それを見守るウシガエル・・・そして、菜の花が咲き始めました。収穫しないで、鳥のエサ用にそのままにしていた、小松菜・チンゲン菜の花です。昨日、お別れピクニックをした三橋公園では、まだつぼみだった菜の花ですが、屋上では、女子たちが花摘みに集中です。

 

さて、大人の私たちは、学校時代の勉強は、どうしても「やらされた」という意識があるので、どこまでしっかりとやっていたか、あやしいものです。ところが、大人になって、資格などの目的を伴う勉強は、真剣に取り組みます。

 

最近は、社会人の学び直しが広がっているようです。より高度なスキルや新たな考え方を学ぶ「リスキリング」に取り組む社会人が増えています。コロナ禍の影響や65歳以降も働き続ける人が増えるなど、働き方が変わりつつあることもその背景にあるようです。

 

「AIの拡大で、今ある仕事も消滅するかもしれない時代・・・誰もが学び直しに挑戦する意味がある」と専門家も指摘します。また、企業も将来を見据え、従業員の学びを積極的に後押ししています。副業も今や容認される時代ですね。

 

ある調査によると、30歳以上の現役社会人を対象に「リスキリングに取り組んでいる。または、今後取り組む予定である」と答えた人が、半数以上だったそうです。転職のためだけでなく、社内においてもスキルアップすることで、大きな事業に参加する資格がえられるなど、リスキリングの成果が仕事に直結するからです。少し前までは、「自己啓発」という名目で、社内の福利厚生での通信教育を受けるイメージがありましたが、リスキリングは、高度なスキルだけでなく、従来の枠にとらわれない発想を身につけるためでもあるようです。

 

ただし、リスキリングブームに乗り遅れないように、「何かやらなければ!」と考えるのはいけませんね。今の自分に何が必要かをきちんと考えて整理することが大切です。目標から逆算して、具体的なアプローチに落とし込むのがいいですね。

 

今の仕事だけの「井の中の蛙」になっているのなら、厚労省のサイトなどを活用して「世の中には、どんな職業があるのか?」から整理するのもいいのかもしれません。

 

リスキリングで、今の自分から「一歩前に!」進ませるのはいかがですか。