グループセラピー

今日の年長園児の連絡ノートには、昨日のわくわく教室の様子をマシンガントークで話す我が子のことが書かれていました。6月4日の親子遠足では、「自分でおにぎり作る!」とママに宣言した年長園児たちです。そして、今日から年長園児に5歳女の子が仲間入りしました。今まで紅一点で頑張ってきた6歳女の子が、さっそく、保育園でのことを優しく教えています。新人園児は、初めての集団生活に、涙も出ましたが、早く保育園生活に慣れて、就学前の素敵な思い出を作ってほしいですね。

 

さて、日本ではまだなじみが浅いですが、海外では「グループセラピー」という精神療法が一般的に行われています。複数の人々がセラピストの下に集まり、自分自身の近況や感情について語り合います。

 

様々な問題を抱えた人々が集まるのですが、注目はセラピストの役割です。ここでのセラピストは、決して自分が主導的に話を引っ張っていくのではなく、参加者と同じ目線で輪になって座り、彼らの話にはほとんど口を挟みません。大半は、参加者同士で話が進んでいくと言います。セラピストは、たまに「その時のこと、もう少し話してもらえますか?」「話し足りないことはないですか?」と、重要だと思った内容を深堀りします。

 

こうして、参加者同士が自分自身と向き合い、以前の自分と今の自分を振り返りながら、セラピストに答えを求めるのではなく、自分自身で、問題解決への道を模索していくのです。

 

組織の中でのコミュニケーションを円滑に進めるためには?プライデートな悩み?などなど、私たちに「悩みゼロ」の日はないですね。そんな時に、この「グループセラピー」という手法が、これからの1つの解決策につながる手段かもしれません。