「運動好き」の子どもを育成

今日も暑い一日となり、屋上ではプールを3つも出して遊びます。来週はプール開きなので、すべてのプールの空気を入れてチェックします。空気入れの仕事は子どもたちです。園長は「がんばれ!」と言うだけです。(笑)

 

さて、最近は、子どもの体力低下と視力低下が叫ばれていますね。そんな中で、ホワイトきゃんばすの卒園児は、頼もしいのです。小2女子は、立ったまま後ろに反り返ってブリッジを完成させて、ブリッジをしたままで起き上がることができます。保育園園児の目が「テン」になっていました。体が柔らかくて運動好きです。

 

小1女子は、先日個人面談があり「○○さんは、休み時間には積極的に外へ出て遊びに行っています。とても活動的です」と言われたそうです。ママも喜んでいましたが、園長もニンマリです。ついでに「挨拶がすばらしい!」とも言われたそうです。これは、保育園での生活習慣のたまものです。(ママ談)

 

しかし、全国の小学校の傾向としては、「新体力テスト」の結果は、ここ数年、ほとんどの項目で、記録が横ばいか下がっている状況です。もちろん、この3年間のコロナ禍による運動不足が影響し、肥満傾向の児童も増加しているようです。

 

埼玉県のある小学校では、現状を明らかにしようと、児童に運動や体を動かすことに関するアンケートを実施しました。結果から明らかになったのは、運動があまり好きでない児童の増加だったそうです。教職員に聞くと、体育の見学が増えていることも分かりました。

 

そこで、この小学校では、「まずは子どもたちを今よりも運動好きにしよう」と考えます。毎朝授業の始まる前に、校庭を自己のペースに合わせて走る「朝ラン」、15分間休みの「業間休み」と「昼休み」は、外で体を動かす時間としました。さらに、週1回「にこにこタイム」を設定し、30分という普段の昼休みの倍の時間を確保して、思い切り遊んでもらおうと考えました。

 

もちろん、先生が率先して外に出ても、鬼ごっこでそのまま教室に帰ってしまう子や広い校庭で何をやるわけでもなく座っている子など、学校の思惑通りにはいかないこともあったようですが、教室で話をして過ごす児童が、少しずつ減ってきたそうです。

 

地道な取り組みかもしれませんが、子どもたちの体力低下をストップさせ、運動好きの子どもを育成させるためには、私たち大人が知恵を出さないといけませんね。