学校の「お客さん」は誰?

今日のプールボランティアのママも初めての参加です。いきなり、子どもたちと水かけ合戦が始まりました。360度どこからでも子どもたちの水鉄砲攻撃や、バケツに水の洗礼を受けるママ・・・でも負けていません。子どもたちを抱きかかえて、大プールへぶん投げます。子どもたちをデットリードライブでプールに投げるのは園長の仕事でしたが、今日のママは力持ちです。一気に子どもたちをとりこにしてしまいました。

 

さて、「学校のお客さんって誰だと思いますか?」と問われたら、皆さんはどう答えますか。ある講演会での講師の質問です。

 

「子ども」と思った方はいますか。おかしいですね・・・子どもに昼休みに掃除をさせていますね。普通お客様には掃除はさせませんね。「保護者」と答えた方は、保護者の要望は何でも受け入れていますか。お客様ならそうしますが、違いますね。

 

その講師は「学校のお客さんは、次に子どもたちが進む学校や会社です」とまとめます。

 

どうですか・・・私も、この発想は初めて聞きます。意表を突かれました。つまり、子どもたちを「大切な作品」と見立て、より高い価値を持つように仕上げるのが学校の役割。ここでいう価値とは「学力」などの認知能力だけでなく、「協調性」「諦めない心」などの非認知能力なども含まれます。そして、学校は「この子なら大丈夫です!」と自信を持って進路先に送り出すのです。

 

保育園ホワイトきゃんばすの子どもたちへは、様々な活動を通じて、「社会という世の中に出て役に立ち、通用する人間」になってもらいたいと思っています。かなり先のことかと思われますが、幼児期に培った力は、園児の人間形成に大きく影響します。

 

まずは、卒園児が小学生になって、活躍してもらうことを考えると、保育園のお客様は小学校ということになるようです。

 

あなたの会社や組織で、今まで当たり前のように考えてきた「お客様」ですが、視点を変えると、意外な人やモノがお客様かもしれませんね。