「部屋の掃除」も大事な練習

今日は、久々にプールなしの屋上遊びです。なんだか、自転車で転ぶ園児が続出です。やっぱり、練習していないと、下手くそになってしまうようです。朝顔の花での「色水」作りもやってみました。きれいなピンクやブルーになる園児と、なかなか色がつかない園児と、それぞれですが、コツは自分でつかむしかありません。

 

さて、今日は少し耳の痛い話です。

 

この4月まで、女子のプロバスケットボール選手として活躍していたRさんの話です。彼女は、母校の中学校を訪れて、体育の授業や部活動に参加し、生徒たちの前で「バスケットに限らず、人と人とのコミュニケーションはとっても大切で、その基本となるのがあいさつなの。だから、気持ちのいいあいさつのできる人になってください」と語りかけます。ここまでは、ごく普通の話です。

 

「休みの日は何をしているのですか?」という質問に、彼女は何と「私はプロだから、部屋の掃除をしています」と言うのです。「えっ、プロだから掃除?どういうこと?」と聞き返すと「部屋の汚い子はミスが多いんです。部屋が汚いということは、必要な物とそうでない物の優先順位が付けられないということですよね。バスケットは一瞬で状況を判断するスポーツだから、部屋を掃除することも大切な練習の一つなんです」と続けます。

 

これを聞いて、私も冷や汗です。(笑)

 

私たちの仕事や、夏休みの宿題にも当てはめることができますね。やるべきことはたくさんありますが、それを横に並べているから能率が悪い。「横」ではなく、優先順位を付けて「縦」に並べる。あとは、上から順番に処理していけばいいのです。

 

理屈ではわかっているのですが、なかなか実践できないですね。自分の部屋をなかなか片付けない我が子に対して、この例えを上手に伝えたいものですね。