やっぱり鉄道が好き⑤~只見線~

コロナ前の2019年1月に、おやじ旅仲間と只見線に乗りました。もう、何度訪れたことでしょうか・・・新潟県「小出駅」と福島県「会津若松駅」を結ぶローカル線です。小出駅7:58発の次は13:15発まで列車はありません。小出からは、1日4本しか列車が走らないのです。

 

2011年7月の豪雨水害で橋や線路が流され、只見ー会津川口間が不通となりました。この区間は、代行バスが運行します。この代行バスに乗った私は、1月なら豪雪となるのに、雪がない状況を運転手さんに聞いてみると、30代の運転手さんは、「私が生まれてから、こんなに雪がない冬は初めてです。やっぱり、只見は雪がないと絵になりません」と嘆いていました。

 

只見線は、車窓から見る景色のすばらしさはもちろんのこと、冬の雪景色、秋の紅葉、春の新緑など、四季で景色が大きく変化するのも魅力の一つです。

 

2011年に橋が流れてしまい不通区間が生じたことで、一気に廃線が議論されるようになったのです。何しろ、一日に数本しか走らない超赤字路線です。昨日のブログで登場した、六角精児さんも、廃線反対に動いたのです。そして、今年の10月に、現在不通区間の「只見ー会津川口」間が、11年ぶりに開通することになったのです。来年1月のおやじ旅では、すでに「只見線」を乗ることに決めています。

 

では、この赤字路線がどうして復旧できたのか・・・「上下分離方式」の復旧で合意したのです。聞きなれない言葉ですね。土地や駅などの設備を地元自治体が保有し、JR東日本は、列車を運行させるだけという「上下分離方式」というわけです。

 

新潟「小出」から列車に乗り、代行バスを乗り継いで、会津若松まで、ざっと4時間もかけてのんびりと走る「只見線」・・・最高の贅沢です。