室伏スポーツ庁長官の講演

今日は、屋上ファームのお仕事を子どもたちは頑張ります。じゃがいもの種イモを植えました。夏の間はプールが続いたので、子どもたちにとっては、久々の畑仕事になりました。種イモは大きいので、小さい園児も挑戦しました。11月に収穫して、屋上で行う、いも煮会の具材になります。長ネギの苗も寺子屋を中心に植えました。これもいも煮会でおいしくいただきます。

 

さて、今日は、7月に行われた「日本PTA全国協議会」で講演した、室伏スポーツ庁長官の話を紹介します。私も15年くらい前に、震災前の仙台で行われたPTAの全国大会に参加させてもらったことがあります。その時は、「脳トレ」で有名な川島教授の講演でした。

 

室伏氏は、「オリンピック選手だった父から、練習しろと言われたことはない。勉強しろとは言われた」と笑いを誘いながら、「スポーツは、自発的にやるからこそ楽しいものであり、義務であってはならない」と言います。

 

「自分は41歳まで選手をやったが、誰かにやらされているようでは競技はできない」と訴えます。また、様々な問題点を話します。「週の7日間、毎日練習するのは改革以前の問題。そこまでやる必要はない。トップでも週2日は体を休める」とし、体重別に対戦する競技で減量させられる実態について「その時は勝てるかもしれないが、そのペースでスポーツを生涯できるものではない」と疑問を呈します。

 

「ジュニア期にスポーツを経験する上では、基本的な動きを身に付けるべきで、大人になってからはなかなか身に付かないことでも、子どものうちであればすぐに覚えられる。どのスポーツでも使えるような体の使い方を教え、発達に適切な刺激を与えることを学校教育でしっかりやるべき」と訴えます。

 

そして、週末は「部活」と違う競技を取り組めるような仕組みを考えているといいます。

 

なるほど、これからの子どもたちのスポーツの取り組みには、とても大切な内容だと思いますね。

 

これをどう具体的に進めていけるかが、室伏氏の腕の見せどころですね。金メダリスト「室伏広治」の知名度とカリスマ性と、どんな武器を使ってもいいですから、学校教育を指揮する「文部科学省」との連携を期待したいですね。ここを動かさないと、絵に描いた餅です。