大学入学者、推薦・総合型入学が過半数

今日は、ホワイトきゃんばす恒例の「ハロウィーンツリー」を作りました。クリスマスツリーの飾りが、ジャックオランタンだったり、魔女やお化けの装飾になっています。それだけでも賑やかですが、4月からの子どもたちの、ナイスショット写真をもツリーにぶら下がっています。今年も、素敵なハロウィーンツリーができました。

 

さて、2021年春の大学入試で、学力中心の一般入試ではなく、書類審査や面接で決まる総合型・学校推薦型選抜を経た入学者が、初めて半数を超えました。わかりやすく言えば、受験生を「落とす」のではなく、志望学部と相性を重視する大学入試に変わってきたのです。

 

2021年度の大学入学者数は、少子化の影響で、前年度比8000人減の約61万5000人でしたが、総合型と学校推薦入学者を合わせると、30万8000人となり、初めて半数を超えました。

 

世の中の流れが、暗記中心の学習方法では、予測困難な現代社会に対応できないということで、知識中心の1点刻みの入試から、面接などを通じて、「大学で何を学びたいか」を重要視しているのです。

 

現実的には、少子化で、中堅校以下では、一般入試では定員を満たせなくなっているので、早くに学生を囲い込む手段となっていることと、難関校では、一般入試だけでは学力や経歴が近い学生ばかりになってしまうという問題があるようです。

 

ある予備校では、この時代の流れを受けて、保護者へ説明会では、こう話すそうです。「皆様の時代とは、全く違うと思ってほしい。総合型選抜は知識量を競うのではなく、学びたいことと、大学が求める学生像との一致が問われるのです」と力説します。

 

「みんな違ってみんないい」の時代は、ただ「違う」という一言で片付けられるのではなく、それぞれが、自分の考えをきちんと持っているということですね。幼児期から「自分で考えて自分で答えを出す」習慣が大事なのです。