スーパー総選挙

あるラジオ番組が主催する「スーパー総選挙」というのがあって、2017年から2019年まで行われていたのですが、コロナもあってしばらく中断・・・そして2022年に3年ぶりに行われるそうです。

 

もちろん、全国区の話題ではなく、ラジオ番組の企画なのですが、ラジオのリスナーによって「推しスーパーNO1」を決定するという内容です。これは、このスーパーがよくできている風なプロの評価ではなく、リスナーが一般顧客の視点で「このスーパーを愛してやまない・・・好きやねん!」が評価基準です。

 

今は、ネットスーパーが当たり前の世の中になって、欲しいものをすぐに届けてくれるようになりました。配達料がもったいない人には、事前にネット予約をして、店が商品を取り揃えて、お客様は、店に行けばすぐに商品を引き取れることもできます。配送料もかからないし、衝動買いというプラスの出費もなくなります。

 

でも、やっぱり、買い物の楽しみは、店をブラブラして想定外のモノに出会うワクワク感ですね。私がデパ地下をこよなく愛するのは、そんなワクワク感が凝縮されているからです。衝動買いだって、幸せに感じるものです。

 

私は、もちろんスーパーで買い物をすることも大好きです。ただ生鮮食品を扱っている場所というだけではなく、それぞれのスーパーに個性があって、店を歩くと「この鮮魚コーナーの担当は、魚の食べ方を紹介してくれて・・・楽しい売り場を作っているな~」なんて、売り手の気持ちが伝わってくることも多いですね。

 

過去のランキングでは、全国展開の大型スーパーだけでなく、地域のローカルスーパーがランクインもします。過去3回で、常にベスト3に入ったのが、埼玉県を中心とする「ヤオコー」です。都内と川崎、横浜で展開する「文化堂」もベスト10にランクインしています。店内の選曲センスがいい「西友」、見やすい陳列にチラシがおもしろい「サミットストア」、とにかく接客が素晴らしい「オオゼキ」、スーパー界の優等生「ライフ」、「ヤオコー」は、埼玉のデパ地下と評価されています。

 

そして、過去3回すべてナンバーワンに選ばれたのが「OK(オーケー)」です。みなさん知っていますか?まだ、OKストアが、拡大を始めたばかりの頃に、西友のバイヤーと商談した時の話です。当時の西友は、親会社がアメリカのウオールマートで「エブリデーロープライス」を掲げていました。とにかく安いことが絶対だったのですが、バイヤーは「あそこには、価格面では絶対に勝てないんですよ・・・OKストアです」とこぼしていました。

 

仕入れメーカーを絞って、徹底的に価格優位を実現させるのが、OKストアの戦略ですが、安いだけでない他の魅力もたくさんあるので、ずっと1位に選ばれているのでしょう。

 

お客様側も、ファミリーもあれば一人暮らしもあるので、すべての人にNO1のスーパーはありません。あなたにとってのお気に入りスーパーは、どこですか?