何回ワクチンを打ちますか?

行政より、生後6か月から4歳の園児に対して、新型コロナワクチン接種の案内がありました。本日から対象園児に配布します。ファイザー社の乳幼児用ワクチンで、3回接種します。1回目を接種後、3週間後に2回目を打ち、少なくとも8週間後に3回目の接種というスケジュールです。

 

新型コロナウイルスの流行が2年以上となり、「ワクチン」の存在が、私たちにとって身近な存在になりました。でも、私たちは、生まれてから、実に多くのワクチンを接種してきたことを知っていますか。

 

特に、1歳になるまでに、6種類を計15回以上接種します。ワクチンデビューをする赤ちゃんの親が「こんなに打つんですね」と驚きます。B型肝炎・ロタウイルス・ヒブ・小児用肺炎球菌・4種混合・BCGの6つです。思い出しましたか。

 

その後、子どもたちのワクチンラッシュは続き、小学校入学前に、10種類ほどのワクチンを接種するのです。

 

私たちは「ワクチン」と一言でいいますが、ワクチンは大まかに3種類に分類されるそうです。私も、詳しくは知りませんでした。

 

1つ目は、生きた病原体の毒性を弱めた「生ワクチン」で、水ぼうそうやBCGなどが該当します。2つ目は、病原体を死滅させて無害化した「不活化ワクチン」で、インフルエンザや日本脳炎などです。3つ目は、ウイルスの遺伝子の一部を主成分とする「メッセンジャーRNAワクチン」です。なんだか複雑ですが、このワクチンは新型コロナで初めて実用化された新技術だそうです。

 

新型コロナウイルスワクチンは、流行開始から1年足らずで開発されました。迅速に実用化された背景には、RNAに関する長年の研究の積み重ねがあったのです。

 

どうですか・・・ワクチンもこうして考えると、多岐にわたるのです。

 

人は昔から、水ぼうそうになどは「一度かかったら、次はかかりにくくなる」と経験的に知っていて、この現象を病気の予防に活用し始めたのが、ワクチンの起源だと言われています。18世紀のことだそうです。そして、ワクチン開発は19世紀以降急速に進みます。免疫を持つ人が増えれば、ウイルスや細菌は感染の場を失い、根絶も期待できるのです。天然痘はWHOが1980年に撲滅を宣言しました。

 

もちろん、ワクチンの効果とリスクを正しく理解をすることが大切ですね。コロナでは、多くのリスクに関するデマが飛び交いました。ネットではなく、直接医療機関に聞くことが大事ですね。

 

ワクチンの認識が、少しは深まりましたか。コロナ第8波・・・避けたいですね。