サッカーも分業制!?

保育園にクリスマスカードが届きました。保育園のイベントでお世話になっているカメラマンからです。子どもたちには「サンタクロースから届いたよ」で通用します。飾って楽しめる立体的なクリスマスカードで、ボタンを押すとメロディーが流れます。昨日は「みんな静かにきいてみようか」と言って、分からないようにボタンを押して音楽が流れると、「園長先生は魔法を使ったの?」と5歳男の子が言います。クリスマスカード一枚でほのぼのとした気分になります。

 

私のおやじ旅の仲間の一人は、年賀状代わりにクリスマスカードを送ります。毎年、街角の素敵なクリスマスツリーの写真がモチーフです。喪中の方にもクリスマスカードは送ってもいいようです。何より、何通もある年賀状の中の1枚よりも印象に残りますね。

 

さて、まだまだワールドカップで日本中が盛り上がっています。いよいよ決勝トーナメントまで行きました。「新しい景色」が期待できますね。

 

私は、サッカーの解説ができるほどは詳しくありませんが、詳しい野球から少し考えてみたいと思います。野球の中でもピッチャーは、今では「分業」が当たり前です。かつて近鉄バッファローズで活躍した鈴木投手のように先発完投ではなく、先発・中継ぎ・抑えに、左バッターの強打者には、左投手のワンポイントさえあります。

 

球数制限などが普及していった背景には、中学高校時代にピッチャーが肩を壊してしまうことで、野球人生を早々に終わらせない配慮もあります。ピッチャー以外も、ベンチのメンバーを全員交代で使っても、野球のルールではOKです。ここぞという時には、代打の切り札を投入し、守備固めや代走など、選手交代は、監督の采配として評価されます。

 

今回のサッカーワールドカップでは、今まで3人だった交代枠が、5人と増やされました。この交代要員5人枠を上手に使ったのが森保監督で、名采配と評価されているのです。

 

90分以上、ずっと走り続けるサッカーというスポーツは、体力の消耗もハンパありませんね。こう考えると、交代要員を前提に、サッカーが分業制にシフトしていくのは、必然の戦略であり、森保監督は、最初から織り込み済みだったと考えられます。この5人の交代枠は、今後も継続されるので、「サッカーも分業制」と考えるのが当たり前になるのかもしれませんね。

 

では、スポーツの世界ではなく、私たちが生活する「世の中」ではどうでしょうか。会社組織で考えると、1人のカリスマが会社を動かす時代ではなく、組織力が問われることは言うまでもありません。経営トップは、何でもできる人ではなく、有能な人を的確にそのポジションに当てはめられる人です。調整能力がある人とも言えます。

 

保育園ホワイトきゃんばすでは、子どもたちに「自分で考えて自分で答えを出せる人」になってもらおうと考えていますが、人と人をつなぐ力も大事になってきます。つまり、人の良い所を発見できる能力なのかもしれませんね。