短歌のガチャポン③

冬休みを利用して、日帰りのブラ散歩を楽しんでいます。一昨日は、「横須賀」をぶらぶらしました。ドブ板通りが好きで、アメリカ海軍の隊員が歩き、チェーン店ではないハンバーガーショップがあり、スカジャンショップが並びます。夜は危険な香りがします。また横須賀海軍カレーが有名ですが、私が若き営業マン時代に担当したのが「横須賀さいか屋」という百貨店です。個人的に「地方百貨店がんばれ!」と勝手にエールを送っているのですが、この店も、なんとか元気に頑張っていました。30年以上前の思い出ですが、バレンタインの施工で、9台のケースをほぼ一人で陳列したことです。夜中の0時くらいまでチョコレートまみれになっていました。達成感300%でした。(笑)

 

さて、今日の短歌は・・・

「はなこさんがみかんを三つ買いましたおつりはぜんぶ砂にうめます」

 作:東直子

 

保育園の子どもたちは、「はなこ」という名前には、過剰に反応します。よく「トイレの花子さん」を色々とアレンジして、子どもたちに聞かせているからです。先日は、小学校3年女子の卒園児が、実際に自分の小学校の3年3組から一番近い女子トイレの入口から3番目の扉を「花子さんいますか」と3回ノックしたそうです。その話を聞いている園児の顔は、真剣そのものです。結局、花子さんには会えなかったそうですが、その勇気というか好奇心にあっぱれです。私も小学生の頃に「こっくりさん」にハマりました。怖いのに、やってしまうのが子ども心ですね。

 

この歌からも、いろいろと想像が広がりますね。「みかん三つ買いました」までは、算数の問題のようです。そして、「はなこ」という名前は、よく使いますが、実際のはなこさんは、私たちの身近には、まずいませんね。

 

おつりを全部埋めちゃうなんて、お金の意味や価値がわかっていない小さな子どもなのか。それとも、常識の枠からはみ出して自由に生きなさいという作者のメッセージなのか。それとも、はなこさんは、呆けちゃったおばあちゃんかもしれません。

 

まぁ~色々と想像して楽しんでください。