短歌のガチャポン⑦

今日は、日光まで足を運びました。日光東照宮とその周りの社寺をブラブラします。今年の大河ドラマは、徳川家康が主人公ですね。日光は、小学校6年生の修学旅行を入れて、5回目くらいですかね。関東に住んでいるのに、少ないかもしれません。

 

きちんと、学ぼうと思い、日光東照宮では、ガイドイヤホン500円を活用しました。外国人の姿もチラホラ見られましたが、英語・中国語・韓国語・日本語・日本語(子ども)をチョイスすることができます。私は、日本語(子ども)で聞いてみました。それはそれは、分かりやすかったですね。じっくりと見て聴くので、時間はかかりますが、このガイドは500円以上の価値があります。今回、東照宮の詳細を学ぶことができ、大河ドラマの予習もできました。(笑)

 

私の小学校6年の日光の記憶に、残念ながら「東照宮」はありません。当時上りと下りに分かれていなかった「いろは坂」で、観光バスの運転手が見事な運転をして拍手をした記憶が残っているくらいです。今の小学生は、ちゃんと事前学習をするのでしょうが、ガイドイヤホンで十分学ぶことができます。

 

さて、今日の短歌は・・・

「花の下を歩いたときのなぞなぞの答えを君は今も言わない」

 作:竹内亮

 

保育園の子どもたちは、「園長先生・・・問題やって」と、よくクイズ問題を出すのですが、答えられないときに、すぐに答えを教えてしまうのも子どもたちの考える力を育てるにはマイナスなので、時々「この問題は宿題にするよ。おうちで、ママパパと一緒に考えてごらん」と言います。子どもたちの「えェ~こたえ教えてよ」という残念な声が聞こえてきます。

 

作者は、「君」の中には、今もなぞなぞの答えが眠っている。解けないままのなぞなぞですが、そんな「君」自身が一つの謎で、そんな「君」に惹かれているのでしょう。

 

作者の歌には、他にも「君」がよく出てきます。

「川べりに花火が消えてゆくときに君がつぶやく星座の名前」

「この道はわずかに何か匂うこと君に言われて初めて知った」

 

なんだか、「君」の言葉によって、「私」の世界が、少しだけ広がっていくような素敵な歌ですね。

 

いよいよ、明日から令和5年の保育園がスタートします。冬休みの子どもたちの話をたくさん聞くことにします。明日は、ずっと聞き役です。(笑)