小学校4年生の「食育」

保育園ホワイトきゃんばすの食育活動は、通常の保育以外では、年長園児を対象に「わくわく教室」を年2回行っています。講師の先生に、「おにぎり」「パン」作りを通して、米や小麦の素材の勉強をし、実際に子どもたちが調理をします。子どもたちにとっては、毎回刺激的で、「おにぎりは自分で作る!」となります。

 

今日は、ある小学校の4年生が行った、フードロス(食品ロス)を学ぶ特別授業についての話です。この学校では、食育に力を入れていて、今回は、地球の未来を考え、自分や家族にもできる継続的な取り組みを見つけ、フードロスの問題が「自分ごと」になることを目指したそうです。

 

まずは「世界で9人に1人が、食べ物が不十分で栄養不足になっている」という事実を共有します。「フードロスはなぜいけないのか?」については、「食べ物は必ずみんなが食べられるわけではない。その貴重なものを少しでも捨ててしまうのはもったいない」という意見が上がります。

 

この授業で大切なのは、「フードロスはいけない」と子どもたちに、ただ押し付けるのではなく、子どもたちが自分で考えることですね。

 

さらに、具体的な学びとしては、「外食先で食べらなかったものを持ち帰る機会がない」という問題や、「野菜などが『規格外』という理由で廃棄されてしまう」ことについても学びます。

 

そして、最後は、子どもたちで「フードロスおたすけ3ルール」を考案します。

 

「『ラ』ップに包んで保存しよう 『イ』つでも残さず食べようね 『チ』ょっと形が変でも食べよう!」が発表されました。各家庭で、毎日これを実践していくそうです。子どもたちはもちろんのこと、親にとっても「目標ができたので、それを励みにできるところから頑張りたい」という声があったようです。

 

買い物をする時に、親子で、フードロスの話が自然と出てくるようになると、子どもの意識も変わってきますね。