近年の年賀状事情

今日は、3月に卒園する年長園児が通う小学校へ行ってきました。保育園・幼稚園・小学校の連絡会議です。2月にかけて何校かおじゃまします。小学校は、新1年生の事前情報を共有して、しっかりとお預かりするというスタンスですが、本音は、「暴力など問題行動があるか?やっかいな親じゃないのか?」というネガティブ情報が、まずは欲しいところです。

 

同時に、小学1年生の担任にとっては、ほぼ情報がゼロベースの児童を受け持つことになるので、どんな些細な事でも、わがクラスの児童情報を知りたいと思っています。保育園ホワイトきゃんばすでは、毎年のことですが、毎月の成長記など、多くの情報を引継ぎします。本日も、「こんなに多くの情報をいただきありがとうございました」と恐縮されます。

 

園長の狙いは、3月末には決定する、新1年生の担任に、「成長記」「10の姿」など、あらゆるものに目を通してもらい、「この子が○〇さんだな」と思ってもらうことです。1人の担任が35名を見るのですから、少しでも早く、ホワイトきゃんばす出身の児童を知ってもらいからです。

 

さて、令和5年うさぎ年の年賀状は、どんな年賀状を送りましたか。また、どんな年賀状を受け取りましたか。日本全体の傾向は、毎年年賀状の数が激減しています。若い世代の年賀状離れには歯止めがかかりませんね。

 

私の場合は、中学高校大学時代・社会人になってからの付き合いなど、100枚ほどの年賀状を今も維持しています。それでも、毎年1人か2人くらいは、高齢などを理由に「年賀状じまい」の便りがあります。「今年をもって年賀状は控えさせていただきます」という文面です。少し、寂しい気持ちになります。私の場合は、もう何十年も会っていなくても年賀状で、年1回だけですが、近況報告がお互い確認出来て、ホッとしますね。家族の写真があれば、「子どもがこんなに大きくなったのか~」なんて思ってほっこりもします。

 

ところが、最近は「年賀状マウント」なる言葉も生まれているようです。家族写真や旅行の写真、学校名が入った子どもの写真など、年賀状に入れた写真が、自慢と受け取られ相手に不快感を与えている場合があるというのです。

 

子どもの写真入りの年賀状は、独身者や、不妊治療を行っている夫婦にとっては、悔しかったり、悲しかったりすることもある・・・と言われるようです。相手を考えて2パターン(写真入りと写真なし)の年賀状を毎年用意する人もいるそうです。

 

年に1度の「元気かい?元気にしてるよ」の大切な確認の便りとして、私にとっては、年賀状はとても大事な習慣です。保育園では、子どもたちが自分で年賀状を作って、自分の家に届くような取り組みを毎年行っていますが、「年賀状文化」は、子どもたちに伝えていきたいですね。

 

みなさんの年賀状事情はどうですか。