子の「困った」に気付く力

WBCが開幕しましたね。昨日は保育園が終わると、すぐに帰宅してテレビ観戦です。午後6時台に家に帰るのは久々です。(笑)

 

それぞれの野球ファンの中で、過去のWBCの名場面はたくさんあると思いますが、私は、第1回の王監督の時に、仕事でエキナカに展開した新たなショップの売上が、右肩下がりになってきて、なんとかしないと!ともがき苦しんでいました。キューバ戦の決勝戦が終わり優勝を果たした時に、スカッと!気持ち的には吹っ切れた思い出があります。第2回のイチロー選手の韓国との決勝戦での「あの名シーン」では、少年のように飛び跳ねていました。

 

昨夜は、中国戦とはいえ、国際試合の緊張感が伝わってきます。「こんなに中国が強くなったのか」と思いながら、今回は20の国と地域のチームが参戦する規模になり、アメリカの代表選手30人は、全員メジャーリーガーです。アメリカでスタートした「ベースボール」が、日本の「野球」に追い抜かれたと思ったら、また取り戻し、今回は、ガチンコメンバーで世界一を目指す戦いに、しばらくは、ワクワクが止まりませんね。

 

さて、保育園の子どもたちが大好きな「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、彼の能力の一つに「妖怪アンテナ」があります。でも、学校などで日々子どもたちと関わっている大人にだって、さまざまなセンサーがありますね。

 

「うつむきがちで元気がない」「いつもの友だちと一緒にいない」「学校に納めるお金が、滞りがち」「家族との電話がつながりにくい」「欠席が多くなってきた」などなど、その違和感ある行動の向こう側に何があるかを想定するセンサーです。

 

宿題を忘れたから、授業中に寝ているから、「ちゃんとやりなさい!」と注意するのは誰でもできますが、「あの子困っているんじゃないの?」と、その先を見る目が必要です。家庭内の人間関係、経済的な問題、家族の健康、学校での人間関係などなど・・・

 

「家庭のことは学校の仕事じゃないですよ」と言うなかれ、子どもの問題に私たち大人のセンサーが必要ですね。

 

でも、センサーが鈍感でも大丈夫です。子どもたちに「自立することは、全部自分で解決することではないよ。適切な人に助けを求め、時には依存し感謝することだよ。だから、困ったことがあれば、大人に話をすることも、自立と言うんだよ」と教えることが大事ですね。