わくわく教室

年長園児が卒園に向けてカウントダウンとなっていますが、今日は「わくわく教室」を行いました。6月に「おにぎり」を作り、2回目の今日は「パン作り」がメインテーマです。名前の通り、「わくわく」する子どもたち・・・朝から興奮気味です。(笑)

 

保育園近くの公民館の調理室を使って、元保護者の管理栄養士の先生から、「パンはどんなものがある?」から、実際に本物の小麦に触れながら、食育を学びます。そして、手を洗って、かっぽう着になって、調理スタートです。

 

ボールに、小麦粉・砂糖・塩・イースト・水を入れて、こねこねと手でかき混ぜます。最初は、手に粘土がつくような感覚になりますが、こねているうちに、水分を含んだ弾力のある生地が出来上がりました。ラップをかけて、40℃でしばらく寝かします。

 

その間に、ピザを作ります。生地を薄く伸ばすのが、なかなか難しいところですが、丸い生地を回転させながら、少しずつ薄くなってきました。ピザソースを薄くのばして、ベーコンをトッピング、そして、チーズをたっぷりのせてオーブンにいれます。子どもたちに、ピザの話を聞くと「ピザーラ・ピザハット・ドミノピザ」と宅配ピザの名前がどんどん挙がってきます。でも、こうしてピザを自分で作るのは、みな初めてです。6歳女の子は、「昨日から妹が、いいなぁ~とうるさくて。だから、今度のお休みに、ママと妹でピザを作るんだ!」と張り切っています。

 

わくわく教室の目的は、子どもたちが、食育につながる経験をするだけでなく、ママやパパに、今回の経験をいっぱい話してもらって、おうちでの食事作りにつなげることです。「作るのが好き・・・もちろん、食べるのも大好き!」となってもらうと、うれしいですね。

 

ピザをオーブンに入れると、寝かしておいたパン生地を取り出します。すると、倍の大きさに膨らんでいました。イーストは生きているので、砂糖をエサにして、生地の中に空気を送り込んで大きくなったのです。「ウォ~!」と叫ぶ子どもたちです。この生地を子どもたちがカットして、オーブンに入れます。いよいよパンの完成です。

 

楽しいランチタイムでは、自分たちで作った、パンとピザが目の前に並びました。子どもたちの「おいしい!」の笑顔がとまりません。パンには何もつけませんが、ほんのり甘くて、焼き立てのパンがこんなにおいしいことを知るのです。

 

きちんと、食器を洗うところまで、子どもたちで行います。最後の感想では、今回、パンを作った原料を全部覚えていた園児が二人・・・やはり、自分で作ると、知識もどんどん頭に入っていくようです。

 

わくわく教室を始めて2年となり、4回の経験を積みました。保育園では、屋上ファームで子どもたちが、野菜を収穫します。お店で買った野菜は食べないのに、保育園の野菜はおいしく食べる子どもたち・・・そして、わくわく教室を通じて、自分で作る楽しみを子どもたちが覚えるのです。

 

こんなホワイトきゃんばすの食育を継続させていきます。もちろん、新しいことも考えますよ。