日本酒学

4月から、新しく寺子屋さんになった、3歳児の年少園児たち・・・寺子屋になると、自分のことは自分でできるようになってもらいます。お帰りの支度は、今日で3日ですが、まだまだ先生が教えないと、大変なことになってしまいます。個人差があるので、先輩を見て自分でできる園児もあれば、やってもらうのが当たり前の園児もいます。早く慣れて、頑張ってもらうしかありませんね。(笑)

 

さて、今日は日本酒の話です。昨日は、キンメダイが、格安で手に入ったので、上さんに煮つけにしてもらいました。お酒は、もちろん純米酒です。日本酒と言えば新潟県が有名ですね。全国最多の89の酒蔵があります。そんな新潟にある「新潟大学」には「日本酒学センター」があります。

 

「日本酒学」という学問は、私は初めて聞きました。仕掛け人の岸准教授は、新潟県内の酒蔵を巡り、「日本酒を軸にすれば、発酵や醸造、流通はもとより、歴史、健康、マナーなど幅広い分野を総合科学として捉えられるのではないか」と考えました。

 

県と県酒造組合に提案し、新潟大学との3者で連携協定を結び、2018年に「日本酒学センター」が発足したそうです。

 

「製造方法の基礎」「アルコールと脳」「日本酒と税金」「日本酒と料亭・花街の文化」「酒蔵巡り」「利き酒体験」などなど、日本酒から、歴史や文化までも学ぶ内容になっているようです。

 

ワインの世界的研究拠点であるフランスのボルドー大学やアメリカのカリフォルニア大学にはワイン学部があります。これらと、新潟大学は交流協定を結び、国際的なネットワーク作りも進めているようです。岸准教授は「ここを日本酒学の世界的な知の拠点にし、ここで学ぶことが一つのステータスになるようにしたい」と語ります。

 

私は日本酒が大好きですが、世界中の人々が、ビールやワインやウイスキーのように、当たり前に、日本酒を飲む習慣はありません。複雑で特殊な醸造過程から生まれる日本酒の魅力を世界に向けてどんどん発信してもらいたいですね。

 

若者が、日本酒に興味を示し、誇りを持って、うんちくを語りながら飲む姿が見えてきました。