チャットGPT

今日は、5歳女の子が登園するなり「園長先生・・・今日は大変なことが起こります。すごい風が吹いて、黄色い砂が飛んできて、目に入ると目がつぶれてしまいます」と、かなり興奮気味です。屋上遊びでは、黄砂は確認できませんでしたが、台風並みの強風です。でも、素敵な観察ができました。菜の花に細長い「さや」があるのを発見しました。「これは何だろう」ということになり、開けてみると、小さな種が詰まっていました。小松菜の種です。「こんなところに種ができるんだ!」と、学んだ子どもたちです。

 

さて、先日のブログで「チャットGPTが凄い」の話をしました。小学生の読書感想文があまりにも完成度が高いので、担任が「これは、おうちの人に手伝ってもらったのかい?」と聞くと、「いいえ、チャットGPTでやりました」という内容です。

 

あれから、日本中が、アメリカの新興企業「オープンAI」が開発した、チャットGPTの活用法の議論で盛り上がっています。

 

京都大学の金丸准教授は「アカデミックな文章としてほぼ直すところがない。大学1・2年生の学習者の能力を上回っている」と、3月末に行われた国立情報学研究所のシンポジウムで発言しました。教授によると「より洗練された学術的文章に書き直してください」と丁寧に指示を出せば、平易な単語だけではなく学術的な語彙も使うようになり、レベルの高い文章が書けることも紹介しています。

 

チャットGPTの凄いところは、指示を入力すると、1つの模範回答だけでなく、様々なパターンの回答を瞬時に示すことです。それをチョイスするのは人間です。今のところ、チャットGPTは、13歳以上18歳未満の利用には、保護者の許可が必要ですが、拘束力はありませんね。

 

チャットGPTの登場で、文章の翻訳や添削にかかわる仕事がなくなるかもしれません。そして、生徒・学生にとっては、身近な学習の伴奏者になりうる一方、その翻訳や文章作成の高い能力は、生徒・学生の学習意欲をくじいてしまう恐れがあります。そもそも、自分で考えなくなりますね。英語教師は「英語学習を楽しみながら積み上げていく生徒と、学習過程をとばして、英語翻訳の成果に直接手を伸ばそうとする生徒に二極化してしまう」と危惧します。

 

なんだか、AIがもたらす成果と弊害ががんじがらめになっているような状況ですね。生徒や学生が、チャットGPTを使うか使わないかで、大きな差が出てしまうことは間違いありません。教員が言語能力の評価をつけることが困難になりますね。

 

便利を追求することで、自分の頭で考えなくなるという展開は、何とか止めないといけませんね。どうするものか!?