小学生になってからの姿

子どもたちが屋上に行くと、最初に「マルベリー」を食べるのが、ルーティンになっています。今日は、残っていた玉ねぎ全部を収穫して、サツマイモを植えた畑のフェンス沿いに、朝顔の種をまきました。この朝顔は、夏から秋にかけての「色水つくり」で大活躍します。

 

さて、今日はさいたま市立馬宮(まみや)東小学校の保幼小連絡協議会に出席しました。ほとんどの小学校は、2月に、新1年生の情報収集を目的に、この会議を開くのですが、馬宮東小学校は、入学後のこのタイミングで、2回目の協議会を開いてくれました。

 

入学前の情報収集も大事ですが、入学後の成長が大事であることは言うまでもありません。まずは、1学年3クラスの授業参観です。ホワイトきゃんばすの卒園児のクラスは、1年3組です。13時45分の5時間目がスタートしたので、教室に行ってみると、担任不在です。「どこの先生ですか?」とすぐに質問されます。「〇〇君が卒園した保育園の園長先生です」と答えると、〇〇君も「なんで園長先生がいるの?」と驚きます。「担任の先生はいないの?」と聞くと、「それなら説明します」と、いかにもしっかりした女子が教えてく入れました。どうやら、1組と3組の児童同士のトラブルがあり、職員室で事情聴取を2人の担任がしていたそうです。

 

1年生は、5月のGWが終わると、初めて「5時間目」の授業がスタートします。今までは、給食を食べたら学校はおしまいでしたが、教室の掃除をしてから、昼休みです。小1の子どもたちにとっては、集中力がなくなり、眠くなる5時間目となるのです。

 

馬宮東小学校では、毎日、校庭の気温を観測しています。今日は、「校庭の気温が35℃になりました。みなさん、教室に戻って、水分補給をしましょう」という校内放送があったのですが、ほとんど子どもたちは、遊びに夢中です。(笑)

 

5時間目の授業は「国語」です。しかし、子どもたちは、45分間集中して取り組むことは、まだできません。連絡ノートを子どもたちに書いてもらったり、担任の工夫が見られます。途中、姿勢よく座っていられない子どもたちに、担任の先生は「〇〇さん・・・ちゃんと座りなさい!」とは言いません。「〇〇さん姿勢がいいです。〇〇さんもとても姿勢がいいです」と、きちんと座っている子どもの名前を呼びあげます。すると、どうでしょう。まわりも、ちゃんと座れるようになるのです。子どもですから、自分も「いいお手本」で名前を呼ばれたいと思うのでしょう。このやり方は、すばらしかったですね。

 

1年3組の担任は、私がずっと3組に貼りついていたので「緊張しましたよ!」と言っていました。(笑)

 

授業参観が終わって、3人の担任と教頭先生と、参加した保育園・幼稚園の先生たちとの意見交換がとても有意義でした。

 

先生たちは、「学習については、小学校に入ってからするので、特別なことは必要ないです」と言います。むしろ、「お着がえ」「トイレ」といった生活習慣を重点的にトレーニングして欲しいと言います。男子のトイレは、おしり丸出しでおしっこをする「クレヨンしんちゃん」が並ぶそうです。お着がえがうまくできない子は、「先生やって」と言うそうです。保育園ホワイトきゃんばすでは、あり得ないことですが、トイレのクレヨンしんちゃんは、あるあるです。(笑)

 

昼の掃除で「ぞうきんしぼり」を行うので、できるようにしてもらえるとありがたいとの話もありました。これは、寺子屋でやろうと思います。

 

小学生になって、子どもたちが驚くことはたくさんありますが、その一つは、言葉遣いが丁寧になることだそうです。馬宮東小学校の先生たちのルールは、男女問わず「〇〇さん」で子どもの名前を呼びます。友だちに対しては、授業中は呼び捨ては厳禁です。これは、子どもたちにとっては、大きな衝撃だそうです。

 

こうして、現在1年生の担任と、保育園幼稚園の先生たちが意見を交換することは、とても有意義な時間でした。「小1の担任は、1人で30人の子どもたちを見ています。保育園や幼稚園では考えられない数です。できるだけ、子どもに時間を費やして欲しいので、保護者からのクレームや要望については、教頭と校長を上手に頼ってください」と、おやじ園長からは老婆心ながらアドバイスを送りました。(笑)