ストレスに負けないために

土曜日に私のおやじ旅の仲間から・・・そして、今日は5歳男の子から、使わなくなったおもちゃなどをたくさんいただきました。子どもたちは、不思議なもので、今までなかったおもちゃやぬいぐるみをすぐに気がつきます。そして、朝から争奪戦です。年中・年長くらいになると、順番を待つことが出来ますが、小さい園児は戦いです。この経験から、子どもたちの人間関係力が育っていくので、トラブルがあっても、なるべく見守っています。

 

さて、ゴールデンウイーク明けになると、学校や会社に行きたくなくなる「5月病」にかかる人が多くなるのは、昔からのことですが、最近ではこの不調が長引き、「6月病」へ移行するケースが増えているそうです。6月までその状態を引っ張ってしまうと、「うつ病」の入口までいってしまう危険性もあるといいます。

 

今年の大きな特徴は、『コロナ後ストレス』です。5類移行などに伴う「コロナへの規制緩和という環境変化」もストレスとなるのです。

 

「3年間主流だった『在宅・ゼロコロナ派』が『出社・ウィズコロナ派』にとってかわられたストレスだ」とメンタルクリニックの精神科医が語ります。

 

「この3年間は居場所を外に求め、人との交流をする人が不適応者として扱われ、居場所や人とのつながりをなくした人がストレスを強く受けていました。しかし、5月からは、自宅に居場所を求め、人との交流を避ける人が不適応者とみられ、出社や人との接触を『強要』される人が『コロナ後ストレス』を強く受けているのです」と言われます。

 

会社組織で考えると、出社しろ!と言うのは、昭和世代の管理職で、在宅が慣れた社員は、一般社員が多いという構図です。会社で上司とうまくいかなかった人の中には、コロナ禍が「ありがたかった」人も多いかもしれませんね。また、家庭での介護や子育てなどを仕事とギリギリで両立させる中で、「テレワークだからこそ割けた時間」があったという人も多かったでしょう。問答無用に「会社に出てこい」と言われ、不安を感じて調子を崩す人も多いようです。

 

では、どう乗り切るか・・・

 

屋外ではマスクを外すなどして『徐々に』コロナ禍での行動様式を解除していく。これから暑くなっていくので、やり易いですね。また、身内や親しい人との交流や出勤も『徐々に』増やしていく。そして、周囲に意識を向けて、外で「自然に楽しそうに」過ごしている人たちの様子をよく観察することで、人間関係のポジティブな面を感じる機会になり、考え方が柔軟になって現状に調和しやすくなると言われます。

 

本当に、人間という生き物は「ストレス」のかたまりですね。何事にも『徐々に』慣らしていくことが大事なのです。