準備期間 その3

9月中旬くらいまでに、コンセプトのたたき台を完成させ、いよいよ場所探しのスタートです。

 

「子どもたちの笑顔のために」「働くママを応援」の2大テーマの骨となり肉となる具体的な内容が・・・「脳育て」です。

 

3年前に、日本PTA協議会の全国大会が宮城県であり、あの「脳トレ」で有名な東北大学教授の川島隆太さんの講演を聴く機会がありました。

 

「脳」のことなど、ほとんど無知な私だったのですが、川島さんの話は、とても分かりやすく、子どもの成長と「脳」とのかかわりがとても重要であることが理解できました。その体験がきっかけです。

 

しかしながら、私は、大学教授でも医者でも、ましては、脳科学者でもありません。私にできることは、勉強して知識を得ることです。

 

ホームページの「脳育て」って??の内容は、ホワイトきゃんばすがめざす内容をまとめたものですが、多くの書物から得た知識でしかありません。保育スタッフも豊富な保育経験がありますが、「脳育て」という考え方で取り組むのは初めてです。

 

保育の実践を通じて、さらに、子どもたちの笑顔につながる「脳育て」を進めて行きます。

 

さて、場所探しに話を戻します。さいたま市内のどこにするかです。

 

JR駅別乗降客数、さいたま市10区の区別待機児童数、5歳以下年齢人口、認可保育所・ナーサリールーム・家庭保育室・認可外保育所の立地把握、幼稚園の立地把握等々・・・まずは、数字とのにらめっこからスタート。

 

最終的には、5歳以下人口に占める保育園数を重要視し、私が住んでる西区は、総人口も5歳以下人口もさいたま市では一番少ないのですが、保育園の数が圧倒的に足りていない。西区の利用者は、仕方なく北区や大宮区や中央区に流れているという点でした。最新のマンションが立ち並ぶ、南区(武蔵浦和中心)や北区(日進、宮原、ステラタウン近辺)には、たくさんの乳幼児がいますが、それ以上に保育所もたくさんある状況でした。

 

結果、地の利もある西区に保育園を立ち上げることにしました。

 

最初は、「真っ白な園舎を建てて、園庭は畑として様々な野菜を作り、ニワトリを飼って、野菜や卵を給食に出す。子どもたちは、どろんこで遊ぶ。」をめざし、土地を貸していただける地主さんをさがしました。

 

そして、使っていいよ・・・という地主さんが現れたのです。

 

しかしながら、そこには、大きな落とし穴が待っていました!