百貨店の魅力

子どもの頃、埼玉県に住んでいたので、年に数回、東武東上線に乗って、池袋の東武デパートの屋上にある、ジャングルツリーでワクワクドキドキしながら遊ぶのが大きな楽しみの一つでした。近くの西友やダイエーではできない、子ども心に贅沢な時間でした。

 

そして、社会人になって百貨店にかかわる仕事を通じて、お客様が百貨店に求めるモノやコトを考える習慣がついてしまいました。

 

昨日の「ガイアの夜明け」で、新宿伊勢丹の2階から4階までの改装オープンの特集を組んでいました。

 

「うんうん・・・伊勢丹らしいなぁ~」とうなづきながら見ていました。

 

伊勢丹のターゲットは、「とんがった人」です。富裕層だけでなく、ライフスタイルにこだわりを持った人々・・・極端な言い方をすれば、とんがった人以外は眼中にない!?という考えです。

 

私も新宿伊勢丹の顧客を見てますが、こだわりも強いし、ちょっと厄介でもあります(笑)

 

「この商品・・・どこにでもあるからつまらないわね・・・」

「がさが大きいなんで、ダサいのよ。コンパクトな手土産がいいのよ・・・」

 

こんなことを平気で口にします。

 

こんなお客様がターゲットですので、バイヤーの目利きは鋭くなり、カリスマバイヤーとも呼ばれ、見ているだけで楽しい品揃えにもつながっています。

 

まぁ~私は「とんがった人」ではありませんので、疲れてしまうことが多いのですが、刺激的な百貨店です。

 

無理やりなこじつけですが・・・

 

3月30日のお別れ会に「トンガリ体操」をママパパに子どもたちが披露します。毎日、朝のダンスタイムで、ノリノリで練習しています。

 

ひらけポンキッキーズでの全国的に有名な体操ですが、「トンガレトンガレ」と子どもたちが手を突き出す姿は、たまらなく笑えます。かわいいですね。

 

笑いながらも、私たち職員は、「とんがった大人になるんだぞ!」とエールを送ります。

 

とんがれ!