日本発 新教育モデル

今日の朝刊一面の記事です。

 

文部科学省は来年度から、今後の日本や世界で必要な新しい学力を育成する教育モデルを経済協力開発機構(OECD)と共同で開発に乗り出す。新学力とは、思考力、創造力、提案力、運営管理力などを総合し、複雑で正解のない問題を解決できる力とされ、開発には約2年をかける構想だそうです。2016年度をめどに全面改定される新学習指導要領にも反映されるとのこと。

 

福島県伊達市の中高生が取り組んだ例です。

 

風評被害で柿が売れない→現状と問題を知る→柿の加工品を提案(発想力)→JAへ何度も提案(プレゼン能力)→柿ゼリーが採用される→商品名、包装のアイデア(創造力)→市販

 

社会人として、製造、企画、販売を行う企業に就職すれば、同じような仕事が現実的に出てきますね。

 

現段階では、上記のようなイメージで、児童や生徒が「自ら考え、正解のない答えを出す」という、今までの「答え合わせ」の学習ではないというところでしょう。

 

「自ら考え、正解のない答えを出す」という子どもたちへの願いは、ホワイトきゃんばすのめざすところですので、是非とも、この新教育モデルが、より具体的に進められることを期待します。

 

保育園で実践していることは、①子どもたちからの質問に、先生はすぐに答えを出さず「○○ちゃんならどうする?」と自分で考える癖をつけさせる②子どもどうしのケンカが始まるとすぐに止めない。小さなトラブルの積み重ねが、子どもたちの人間関係力や問題解決力につながるので、ケンカは成長の大事なチャンス③寺子屋活動は、ただの勉強ではなく、人前で発言できる園児に育てること・・・

 

子育ても1つの正解というのはありませんね。パパママが愛する我が子をどう育てるかを考えて答えを見つけるのです。大人も同じですね。