地域との関わり

先週は主任の先生が保育研修を受講したのですが、さいたま市西区内にある公立馬宮(まみや)保育園の取り組みが、地域を巻き込んだ素晴らしい内容だったそうです。

 

発表内容は、米作りです。保育園の隣に住んでいる農家の協力で、今年の春から初めて取り組んだ内容です。自分たちで稲を育て、収穫し、給食で食べるまでの長いタームでの取り組みです。


田植えや稲刈り、芋ほりなどは、多くの保育園や幼稚園で行っている行事ですが、おいしいトコどりのイベント的な取り組みではなく、馬宮保育園では、種となる米からスタートし、収穫して給食で食べるまで子どもたちが地域の大人と関わります。田んぼで、子どもたちが遊んでいると、地域の大人が声をかけるシーンは当たり前だそうです。この保育園のまわりは、田畑に囲まれた立地です。そこで、子どもたちは、地域のおじさん、おばさんと一緒になって稲の成長とともに、育っているのです。


この取り組みの素晴らしいところは、地域の人材を活用できている点です。公立保育園の強みである行政とのパイプを上手に活用し、今回「米作り」を実現させたのです。当然、地域の大人も、子どもたちの笑顔に囲まれて充実した日々を送られているそうです。


保育園ホワイトきゃんばすの課題に、地域との関わりをつくることがあります。現在は、運動会のグランド確保でお世話になっている地元の方とのつながりがありますが、まだまだ、地域には素晴らしい人材があるに違いありません。できれば、イベント的な単発での関わりではなく、長期的な関わりが持てるような取り組みが理想です。これは、次年度の課題とします。


さて、保育園ママからうれしい話がありました。先日の運動会のDVDを他の認可保育園に子どもを通わせているママと一緒に見たそうです。


「うちと、全然違うわ・・・子どもたちがみんな笑っている」との感想だったそうです。


ホワイトきゃんばすの場合は、人数も少なく、アットホームな運動会であることと、泣いてしまう園児には、ママパパが一緒に競技に参加するようにしているので、そう映るのでしょう。また、他の園は、人数が多いので、小学校や中学校のグランドを借りることが多いので、運動会当日のぶっつけ本番です。子どもたちにとって、初めての環境は不安が多くなります。ホワイトきゃんばすは、運動会の1か月前から遊びと練習を同じグランドで行っているので、子どもたちもリラックスできるのかもしれません。


「子どもたちの笑顔のために」が、ホワイトきゃんばすの大きなテーマですので、うれしいですね。もちろん、運動会での子どもたちの笑顔の源は、厳しい?練習の成果でもあるのです。