カミキリムシとバッタのお話

今日の寺子屋では、子どもたちが大騒ぎです。屋上で見つけた「カミキリムシ」と「ショウリョウバッタ」を観察しました。カブトムシやクワガタ、てんとう虫には、子どもたちは慣れているものの、今日は、見慣れない虫です。飼育ケースのフタを開けると、カミキリムシとバッタが勢いよく飛び出しました。「キャーキャー」と子どもたちの大声が響きます。

 

カミキリムシは、天井の照明まで飛んで行きました。昆虫図鑑を見ると、背中の模様や大きさなど、かなり多くの種類があります。子どもたちと「これかな~」とページをめくるのですが、同じ模様のカミキリムシが見つかりません。

 

そうしているうちに、カミキリムシはどこかに飛んでいってしまいました。保育園の教室内のどこかに潜んでいるかもしれません。園児捜索隊が30分探しましたが、今日のところは発見できません。(笑)

 

次に、ショウリョウバッタです。これが、なかなかのビックサイズで、体長6センチほどあります。バッタの中では、ポピュラーな種類で、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるねずみ男のような顔をしています。イメージできましたか?(笑)

 

飼育ケースから脱走したバッタは、床の上をピョンピョンはねます。逃げる子どもたちに踏まれてしまう前に、捕まえて、飼育ケースへ・・・

 

今の子どもたちは、バッタなどの虫取りで遊ぶことはほとんどありません。昭和の子ども時代を過ごした園長のバッタ講義に付き合ってもらいました。屋上には草むらもあるので、実は、たくさんの種類のバッタを見ることができます。

 

さつまいも畑には、「おんぶバッタ」がいます。その名前の通りに、背中に子どものバッタを背負っています。どろんこ広場では、たまに「殿様バッタ」が勢いよく飛び立ちます。バッタの王様と言われるくらい、かっこいい顔立ちをして、力強い足が魅力的です。

 

また、バッタの仲間には、「○○もどき」なんていう種類があって、子どもの頃は、「これは、ショウリョウバッタじゃなくて、もどきだよ・・・」なんて言いながら、バッタを追いかけたものです。

 

バッタの話をすると、キリがないので、これくらいにして・・・プールが終わると、秋の虫を探しながら、子どもたちと過ごすことにします。今の時代では、虫網を持つことは・・・結構ぜいたくな遊びです。(笑)