野球脳の研究

プロ野球の世界では、データによる分析は、今やなくてはならないことです。各球団は、野球の知識やスキルだけではなく、データ分析に習熟した人材を積極的に採用する動きもあるようです。まずは、選手自身が対戦相手のデータを叩き込むというところから、戦いが始まっているといっても過言ではありませんね。

 

そして、今では、投球の回転やリリースポイント、打球の速度や飛距離などをレーダーで計測する弾道測定システム「トラックマン」をほとんどの球団で導入しているそうです。

 

草野球のような「おう~相手のピッチャーは球が速いな~」とか「カーブの曲がりが大きいな~」と投球練習で、初めて見るような、のんきな野球は、全国レベルやプロの世界にはありませんね。

 

プロ野球の選手は、技術的な部分は、全員高いレベルでほとんど差がないと言われます。その中で、レギュラーの座をつかむ一握りの選手は、精神力で決まると前は言われていました。しかし、今は、データ分析ができる選手が、超一流選手と言われる時代になっていくのかもしれません。

 

野村克也さんは、配給やクセを研究し、ピッチャーの投げる球は、60%は当てることができたと言われています。当然、ヒットにする確率が高かったわけです。実際に三冠王を2度も獲得しています。アナログ盤データ野球ですね。

 

現在、研究が進んでいる分野は、精神面の解明だそうです。「イップス」という言葉を聞いたことがありますか?野球では、投球や送球の際、ボールを狙った場所に投げられなくなる症状です。ゴルフでもよく言われます。1メートルの短いパットが、突然入らなくなることです。プロの選手でもあります。

 

これは、過去の失敗体験や極度の緊張など精神的な原因で陥るとされていますが、実態はきちんと解明されていません。

 

ここら辺の研究が進めば、精神面でのトレーニング法へとつながっていき、スポーツだけでなく、人前での発表や受験など、緊張する場面で力を発揮したい人にも役に立つと言われています。ビジネスとして広がるかもしれませんね。

 

保育園の子どもたちの中にも、ふだんは、おしゃべりで何でも話せるのに、マイクを向けて答えを求めると、全く言葉が出てこない園児がいます。他の園児が「早く」とか「みんな答えてるよ」なんて、追い詰めるような言い方をすれば、ますます、貝のように黙ってしまいます。

 

何とか、リラックスして、いつも通りにできるような、研究が進めばいいと思うのですが・・・ヒトの脳は、まだまだ不思議なことだらけですね。