39歳のエース 上野由岐子

東京オリンピックのメディアでの扱いが、賛否を問うから、ようやく選手へのエールへとかわってきました。ほとんどが無観客の試合となりますが、アスリートたちを応援して、多くを感じたいですね。

 

私が期待する競技や選手はたくさんありますが、オリンピック開会式前の21日に1次リーグ初戦でオーストラリアと戦うソフトボールが、最初の注目競技です。

 

2008年北京大会で、日本は絶対王者アメリカを破り、初の金メダルを獲得しました。その時のエースが上野由岐子投手です。この時は、「打てるはずないだろ!」の超剛速球を投げていました。2日間で3試合を投げ抜き「上野の413球」と呼ばれました。

 

私は、当時小学生だった長男と次女を連れて、夜行列車を乗り継いでの北海道旅をしていました。旭山動物園のもぐもぐタイムを満喫し、札幌から、夜行列車「はまなす」に乗車する前に、駅の巨大モニターで観戦していました。金メダルの瞬間は、知らない者同士、声を上げて喜び合った記憶が今でも鮮明に覚えています。

 

その後、オリンピックから野球とソフトボールが外され、今回の東京オリンピックで復活するものの、オリンピック種目としては、今回が最後になります。そして、上野投手は、大会期間中に39歳となります。北京大会のような剛速球は投げられなくても、彼女の選手生活の集大成ともいえるこの大会で、どんな投球術を見せてくれるか・・・27日の決勝戦まで、しっかりと見届けたいですね。

 

東京オリンピックは、テレビでの観戦となりますが、自分なりの楽しみ方で、アスリートにエールを送りたいですね。