ポストイット

連日のオリンピックハイライトをパパママと一緒に見ている園児もあって、朝スッキリと起きられない子どもも多くなってきました。でも、日本のアスリートが金メダルを獲得する場面を見ることも貴重な経験だと考えると、これも仕方ないですね。昨日は、日本卓球界初の金メダルを獲得した、水谷&伊藤コンビに、おめでとう!大アッパレ!です。

 

さて、今日は「ポスト・イット」の話です。ポスト・イットの発明者であるアメリカのスペンサー・シルバーさんが亡くなりました。享年80歳です。この年齢からもわかるように、ポスト・イットが発明されて実用化に至ったのは今から50年ほど前だそうです。日本で初めて発売されたのは昭和56年というので、まだ40年前です。意外と、その歴史は浅いですね。私も、ポスト・イットを幅広く活用させてもらっています。

 

シルバーさんは、最初、航空機の製造に使えるほど強力な接着剤の開発を目指していたところ、逆に接着力がとても弱い接着剤を作り出してしまったのです。これが本のしおりにつながり、世界中に広がる大ヒットとなったのです。

 

つまり、シルバーさんは、大失敗したのです。しかし、この話のように失敗や偶然から大発明が生まれることは多いですね。水谷&伊藤ペアは、失敗を恐れないで常に攻め続けた結果が金メダルでした。

 

最近の世の中は、過度に失敗を恐れる風潮になり、周囲の目を気にしたり、他人の評価に敏感になっているような気がします。子どもたちに対してもそうです。

 

ベタな言い方ですが、子どもたちは、失敗と成功と、また挫折の経験を繰り返すことで、現実社会での対応力や適応力を身に付けていくのです。

 

私たち大人は、もっと子どもたちに対して、失敗やトラブルを受け入れるおおらな心を持たないといけませんね。