他者への「尊敬」と自身の「誇り」

昨日は、2回目のコロナウイルスワクチン接種を行いました。私のまわりのほとんどの人が、2回目接種の後に発熱しています。現在、接種後14時間が経過しましたが、平熱をキープしています。このまま、穏やかに過ごしたいと思っています。(笑)

 

さて、東京オリンピックが閉幕しました。昨夜の閉会式も最初から最後まで、しっかりと見届けました。世界の人たちが、様々なメッセージを自分なりに受け止めているのでしょうが、子どもたちが登場すると、なぜか気持ちが晴れやかになりますね。明日の世界を担う子どもたちへ・・・そして、東京オリンピックのアスリートたちの姿を見て、「自分もオリンピックで活躍したい」という子どもたちの夢につながるとうれしですね。

 

日本は、過去最高の金メダルとメダル合計数を記録したのですが、今回は、メダルの数だけでなく、大会中に選手たちが発した言葉にも多くの感銘を受けました。

 

一方、SNSの言葉は、容赦なく選手たちへの誹謗中傷につながっていきました。選手個人が、自由にSNSをアップする昨今、アスリートたちのメンタルをもズタズタにします。

 

そんな中で、柔道の大野選手の言葉が心に響きます。柔道は個人では金メダルラッシュで、混合団体では、圧勝の金メダルを期待されていた日本が、フランスに惨敗します。しかも、主将の大野選手の登場する前に、勝負が決してしまったのです。

 

大野選手は、まず勝者のフランスを「尊敬します」と讃え、さらに日本チームを「誇りに思います」と、無念と悔しさをぐっとこらえて、静かに語りました。

 

コロナ禍の東京五輪では、選手たちのメッセージの多くが、「オリンピックを開催していただいたことに感謝します」と語ります。そして、テレビで観戦する私たちは、そんなアスリートたちに「ありがとう」と素直に思う東京オリンピックだったと思います。

 

「尊敬」「誇り」「感謝」そして「ありがとう」・・・なんだか、私たち人間が、他の人たちと一緒に生きていくうえで、一番大切なことを教えてもらったような気がします。

 

世界に「ARIGATO」が、広がっていくことを祈りたいですね。