心のホッチキス・ストーリー

今日は、ひな祭りですね。調理の先生が頑張って、「ひな祭り給食」「ひな祭りおやつ」と立て続けに、豪華バージョンです。子どもたちの会話がどんどん膨らんでいきました。非日常の給食・おやつを楽しんだのです。

 

さて、私たちが何気なく使っているホッチキスですが、よく見るとMAXという文字が入っていると思います。1946年、今から約80年前に、日本で最初に卓上ホッチキスを世に出したのがマックス株式会社です。

 

このマックスが、毎年「心のホッチキス・ストーリー」という取組みを行っています。心をつなぐホッチキスのようなストーリーを募っていて、今日は、小学生の部の大賞作品を読んでもらいます。

 

「あきらめない気持ちが大切っていうことくらい分かっている。もちろん。でも、マラソンはきらい。スッスッハッハスッスッハッハ。足が痛くなるし、息も苦しい。タッタッタ。後から追いかけてくる苦しい音がする。わき腹が痛い。前を走っていた友達の背中は遠くなる。あきらめるってそんなにだめ?もういいよね。歩いちゃおうかな。そう思ったとき、声が聞こえた。『まよー、いけるよ!がんばれ!』お母さんだ。手を振ってる。小学校最後のマラソン大会。『応援に行くから最後にかっこいいとこ見せてね。』と言っていたお母さん。本当に見に来てくれたんだ。背中を押されるってこういうことか。体がふっと軽くなるんだね。『がんばれ』って魔法の言葉だ。結果は九位。これまで最高。先生からわたされた順位の紙に、がんばった気持ちをホッチキスでパチン。お母さんの笑顔と涙もパチン、パチン。ね、あきらめなかったよ。」

 

どうですか、最近、心のホッチキスを感じるエピソードは、あなたのまわりにありましたか。私は、子どもたち相手なので、たくさんあります。(笑)