読書離れはいつ?

今日は、今年度最初のピクニックランチです。初めて、屋上でママやパパが作ってくれたお弁当を食べた寺子屋3番園児です。子どもたちは、朝から楽しみにしていて、ピクニックランチが始まると屋上にはお日様が出てきました。全員完食・・・空っぽのお弁当箱が、ママやパパへの最高のプレゼントです。

 

もう一ついいことが・・・保育園に素敵なアレンジフラワーが届きました。この5月1日で、保育園ホワイトきゃんばすは、開園10周年となるのですが、10年前の5月1日の登園園児は、たったの9名でした。その中の一人はもう小学校6年生になります。その○○君からのお祝いのお花です。大きくなっても、保育園ホワイトきゃんばすが、集団生活の原点と思ってくれることは、本当にうれしい限りです。粋なママの演出・・・本当にありがとうございました。

 

さて、今日は読書の話です。読書は、子どもの人間形成に大きく寄与します。感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにし、人生を深く生きる力が育まれます。少し哲学的な言い方になりますが、人生とは何か、自分はどう生きるかに思いをはせる、すなわち「内面」を生きる時期・・・中学高校時代にこそ、多くの書物に触れることが望ましいですね。この考えには、異論はないかと思います。

 

保育園の子どもたちの中には、今まで、親の影響で図書館に通う子ことが習慣化している園児が何人かいました。また、本好きの親が、子どもにふさわしい本を定期的に買うというパターンもありました。

 

私の経験では、中1の国語の先生の影響で、本を多く読むようになりました。その先生は、授業で良い意見や解答をすると、学校の正門前にある「みどり書房」(今はもうありませんが)で使用できる「文庫本引換券」がもらえたのです。もちろん、国語の先生のポケットマネーです。

 

そんな子どもたちは、小学生になっても本をよく読むのですが、全体では、高学年になればなるほど「ほとんど本を読まない」の割合が増えていきます。小6では22%ですが、これが、中2になると30%になり、高2では一気に59%に跳ね上がります。

 

大きな理由は、受験のためですが、日本で入試試験がなくなることはあり得ませんので、これから、認知能力である学力一辺倒ではない、非認知能力が反映された入試試験に変わっていくことを期待したいですね。

 

もう一つ・・・スマホばっかり見ているから・・・と言う理由もありますね。ただし、スマホでも小説は読めますので、逆に、現代の現実的な読書の形として、中高生に、スマホで読書をしてもらうような動機付けがあれば、「ほとんど本を読まない59%」の状況が変わるのかもしれません。