親子遠足 つづき

お弁当タイムは、子どもたちにとっては、親子遠足で一番楽しみにしていた時間のようです。子どもたちとパパママそして家族たちの笑顔が広がりました。年長園児たちは、先日の「わくわく教室」でおにぎり作りを体験したので、自分でおにぎりを作ってきました。初めて、自分がお弁当作りに参加したことは、子どもたちにとっては大きな経験です。

 

大満足のお弁当タイムの後は、いなりやま公園の敷地内にある「狭山市立博物館」で午後の部スタートです。博物館内のガイドツアーと「でんでん太鼓の工作」を親子で楽しみました。

 

狭山市周辺では、ナウマンゾウやマンモスなどが出現する以前に、小型の「アケボノゾウ」が生息していたのですが、まずは、そのアケボノゾウが子どもたちを出迎えます。

 

「むかしの暮らし」コーナーでは、狭山市在住の長老が、ボランティアとして子どもたちに分かりやすく説明してくれました。いろりが部屋の真ん中にあって、食事の時は、自分で食べたお茶碗に湯をいれて洗いながら、最後にその湯を飲むことに、子どもたちはビックリします。当時の子どもたちは、紙も買えないので、木の棒で土に字を書いて勉強していたことも教えてもらいました。まさに、この時代の人たちは、エコな生活をしていたのです。ものを大切にし、出来る限りごみを出さない生活を送っていたのです。最後に、蓄音機で音楽を流してもらいました。大人も子どもも、蓄音機から流れる雑音が混じるアナログ音楽に感動します。

 

昔、入間と飯能の間を「馬車鉄道」が走っていました。鉄道のレールの上を馬が客車を引いていたのです。約10キロの馬車鉄道は、もちろん単線です。上りと下りの行き違いは、乗客が馬車を乗り換えて、そこで折り返し運転をしていたようです。

 

博物館でのガイドツアーは、子どもたちにとっては難しい内容もありましたが、保護者はアケボノゾウのことや明治時代の農家の人々の暮らしぶりを学ぶよい機会になったようです。

 

親子で工作は「でんでん太鼓」を作りました。保育園では、はるか先生の寺子屋で、廃材工作を子どもたちは毎週取り組んでいますが、今回は、親子一緒で楽しむのがミソです。小学生は、なかなかレベルの高いでんでん太鼓を完成させていました。出来上がったでんでん太鼓を子どもたちは得意げに「でんでん♪」と鳴らしながら、大喜びです。

 

今年の親子遠足は、「いなりやま公園」で自然を体験するゲームをし、お弁当タイム。「狭山市立博物館」では、ガイドによる歴史の勉強と工作体験を楽しみました。ともに親子で楽しむことができました。保育園ホワイトきゃんばすが今まで続けてきた、遠足スタイルが実現できたと思っています。この遠足を通じて、子どもたちだけでなく、保護者の皆様も「自分で考える」ことや親子の絆や家族同士の親睦が深まったと思っています。どうもありがとうございました。そして、お疲れさまでした。