体力の限界を遅らせる

毎年、スポーツ界のアスリートが「体力の限界」を理由の一つとしての引退報道がありますね。私たちは、「そうか~仕方ないな~」とレジェンドの功績をたたえます。

 

一方で、スキージャンプレジェンド葛西選手が49歳で1月の雪印メグミルク杯で優勝しました。今月50歳になった葛西選手は、「筋力は落ちていない。50歳と言うとみんな驚くけど、逆にうれしいし、頑張るぞって気持ちがわいてくる」と前向きな発言です。

 

サッカー界のレジェンド三浦選手は、今季鈴鹿ポイントゲッターズへ移籍し、55歳で迎えたシーズンで、5月1日には79分間プレーしています。彼もこう言います。「毎試合、フル出場して得点したい。成長できる、うまくなれると信じている」と。

 

東京パラリンピックの女子マラソンでは、当時44歳の道下美里選手が金メダルを獲得しました。そして、世界最高齢の83歳で、ヨットでの単独無寄港太平洋横断に成功した堀江謙一さんは、「考えているだけでは見えてこない世界がある。いくつになっても挑戦すれば世界が開け、刺激を受けられる」と語りました。

 

昭和世代のおやじ園長は、レジェンドたちとは比べられませんが、「昔だったら軽々できたのに」と思うことが、日常の生活の中で多くなってきました。脚立に上がって、布団の上げ下ろしをするときのバランス感覚が確実に落ちています。(笑)

 

体力の限界は、すべての人間にとって、年齢を重ねることでいつか訪れるものです。しかし、それを遅らせることができるのは、自分次第の気の持ちようかもしれませんね。「な~んだ精神論かよ」なんて思わないでくださいね。レジェンドでも有名人でなくても、まわりには、年齢を重ねても頑張っている人たちがたくさんいます。大いに影響を受けて、刺激を受けて、自分の体力の限界を遅らせていきましょう。