子どもたちの未来予想

今日は雨です。いつもなら、教室内でゲーム大会ですが、みっちりとクリスマス発表会の練習ができました。オープニングの「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」は、2歳児も歌いますので、今日は寺子屋&2歳児がステージに上がるスタイルで歌ってみます。笑顔で喜びを感じる2歳児です。本番が楽しみですね。合奏の楽器も木琴・ピアニカ・すず・トライアングル・ウッドブロック・カスタネットと6種類の役割も決定させます。ずいぶんと上達しました。 

 

さて、埼玉県大宮にある「鉄道博物館」の入口に、「なかよし号」のヘッドマークを付けたオレンジ色の派手な電車があります。これは、167系修学旅行専用列車で、かつて日本の高度成長期に、多くの小中学生を乗せて、関東エリアなら「日光」まで走っていたのです。ボックスシートは普通4人掛けですが、この列車は6人掛けで、大きな机がセットされていました。

 

日本の多くの学校が、同じ修学旅行専用列車に乗り、同じ場所を訪れるという「みんな同じでみんないい」の時代です。残念ながら、私はすでに「新幹線」の時代で、修学旅行列車に乗ることはありませんでした。

 

この時代の教育関係者は、まさか、未来の修学旅行は、飛行機に乗って海外に行く学校が現れ、それぞれの学校で、それぞれの目的に合った修学旅行が行われるようになるとは、思ってもいなかったでしょう。たいがい、未来予想というのは、よく外れますね。

 

しかし、今現在で子どもたちの未来に確実に起こると予想できることが2つあります。1つは、今の小、中、高校生の半数は100歳まで生き、80歳くらいまでは働かなければいけなくなること。もう一つは、AIやロボットなどの発達により、人々の仕事が短期間に様変わりすることです。

 

高齢化が進めば、社会保障費が増大します。高齢者も働かなければならず「働ける人は死ぬまで働く」という風潮になるかもしれません。仕事の多くがロボットなどのAIに代替され、人間は新たに生まれる仕事に就くのでしょう。生涯学び続け、新たな仕事に挑戦し続けなければならない世の中になっているかもしれません。

 

そうなると、教育改革もますます進められなければなりません。今のような教科書がなくなり、「いかに生きていくか」が問われるようになるでしょう。ここで大切なのは、自分で考える力・・・自分の答えを見つけて前に進む力です。

 

そうです。どんな未来になろうが、自分で考える子どもたちに育てるのが、私たち大人の仕事ですね。この未来予想は、間違いなく当たりますよ。