ちびまる子ちゃんの担任の先生

今日は全員で屋上遊びです。先週は、関東地方でも最低気温がマイナス3度くらいまで冷え込んだこともあって、屋上ファームのえんどう豆が寒さにやられてしまいました。寒い冬を我慢した苗から、春になってたくさんの豆が収穫できるのですが、この冬は寒すぎたようです。

 

さて、昨日は、素晴らしい1年2組の担任の先生の話をしましたが、今日も先生の話です。みなさんは、「ちびまる子ちゃんの担任の先生」を知っていますか。メガネをかけた男性で、戸川先生と言います。マンガの中では、教師像にスポットが当たることはありませんが、この先生は、とても力のある先生だと思っています。

 

とても穏やかで、あまり怒っていることがありません。ちびまる子ちゃんは、3年4組ですが、クラスではいつもいろいろなトラブルが起こります。でも、それら一つ一つを子どもたちが自分たちの力で解決しながら学校生活を楽しんでいますね。

 

これは、ズバリ担任の戸川先生の力です。先生は、子どもたちが自分たちで問題を解決したり、助け合ったりするようなクラスづくりをしています。もし、担任が指示命令が多い環境では、子どもたちは自分で考えなくなり、大人に依存するようになっていきます。まる子ちゃんのクラスは違いますね。

 

また、子どもたち同士で解決していくクラスなので、担任は「気持ちのゆとり」が生まれます。戸川先生がいつも穏やかなのは、気持ちのゆとりがあるからです。指示命令が多いと、子どもたちは「先生、これやっていい?」「先生、けんかしているよ」「先生、僕は何をすればいい?」など、いちいち先生に確認するようになります。それにすべて答えようとすると、先生の気持ちにゆとりがなくなり、感情的になってしまいがちですね。

 

実は、ちびまる子ちゃんの作者「さくらももこ」さんが、小学校5・6年の時の担任が、戸川先生のモデルになっているそうです。実在の先生は、厳しく余裕がなかったので、さくらももこさんは、戸川先生を真逆の理想の先生に描いたのです。

 

このブログで何度も言ったかもしれませんが、いい先生は、知識があって教え方が上手な先生ではなくて、子どもたち同士で問題解決する力を付けさせる先生です。昨日、私が話した1年2組の担任は、まさにそんな先生でした。