異次元の少子化対策

天気予報通りになりました。朝から雪が降ってきました。大喜びの子どもたちのために、屋上でしっかりと雪遊びをしました。サラサラのパウダースノーではなく、水分を多く含んだ雪ですが、子どもたちは雪だるまを作り、園長相手に、雪合戦を楽しみます。明日も、おうちの庭でまだ雪遊びができるかもしれませんね。

 

さて、今日は、岸田首相が掲げた「異次元の少子化対策」の話です。具体的な内容は、今後きちんとした形で示されると思いますが、日本の将来を考えると、注目の内容です。

 

これまでの、少子化対策といえば、いわば女性をどうするか問題でした。それを今回は明確に「男性も子どものいない人も独身者も高齢者も含めて、社会全体で子どもを産み育てやすい環境の実現に取り組む」ということですから、期待しています。

 

「女性は産む機械」「たくさん産んだ女性を表彰する」といった、政治家の失言は、当事者意識が政治家自身にないことが大きな原因です。母性神話の押しつけもネットで炎上します。新型コロナ感染症の流行初期の2020年3月には、いきなりの一斉休校で働く親たちが大混乱しました。シングルマザーなど、仕事に行けず収入を絶たれた親もいました。

 

では、異次元の少子化対策は、どうすればいいのか・・・

 

今日は、考え方の答えですが、「育児は女性の問題」という次元から、「夫である男性も共に」・・・これも、今では当たり前です。日本中の国民が「少子化は日本の未来の問題だ。つまり、今の自分の問題だ」と考える社会を作り上げなければなりません。

 

もっと、分かりやすく言えば、今まで子育てとは無関係と思っていた人たちが「幼い人たちと共に生きる社会」を自分ごととして考え、行動することです。保育園・幼稚園での子どもたちの声が「騒音」ではなく、「日本の未来へつながる声」と誰もが思ってもらうには、どいうすればいいのか。

 

難しい問題ですが、日本は前に進まないといけません。