ドクダミを愛でる

今日は、屋上ファームでキュウリが初収穫です。3本収穫できました。子どもたちは、キュウリが大好きです。今日は、一口ずつカットして、塩を振って食べました。ファームには、16株のキュウリを植えていますので、これから、続々と収穫できます。マルベリーもまだ終わっていないので、屋上の恵みを子どもたちは楽しんでいます。

 

そして、屋上に可愛らしい白い花を咲かせているのが、「ドクダミ」です。イメージとしては、根っこでどんどん増えていく雑草というイメージですが、この「ドクダミ」は、凄いんです。

 

「雑草という草はない」といった、NHK朝ドラ「らんまん」の主人公は、「毒と痛みを消すからドクダミ」と、名前の由来を解説していましたね。ちょうど、これから初夏にかけて、白い花が満開になります。実は、花びらと思われている白い十字は、葉が変形したもので、中心の黄色の部分が花だそうです。

 

先日の寺子屋で、野草の花束を子どもたちが集めたときにも、このドクダミを集める園児が多かったですね。匂いは、「ちょっと臭いなぁ~」「いい匂いがする」に分かれます。

 

この独特の匂いから想像できるように、このドクダミは、昔から民間治療で重宝されていた薬草なのです。この匂いの成分は「デカノイルアセトアルデヒド」と呼ばれていて、殺菌作用があります。このため、昔は生葉をやけどや化膿、傷の治療に用いたそうです。そして、乾燥させたドクダミも利尿や便通など様々な解毒効能があるとされ、生薬として人気だったようです。日本では、あまり聞きませんが、アジアの諸国では、ドクダミの葉をサラダにして食べる地域もあるそうです。ドクダミの葉をてんぷらにして食べる習慣は、日本にもありますね。

 

今日は、キュウリを食べた後は、せっせと、ドクダミを集めました。茎から花まで全部使って、「ドクダミ茶」を作ろうと思っています。子どもたちに、集めたドクダミの匂いを嗅いでもらってから、「このドクダミでお茶を作るよ」と言うと、「飲みた~」と大盛り上がりです。

 

数日乾燥させて、お茶にするのですが、乾燥すると、独特の匂いがなくなり、飲みやすいお茶になるのです。うまくドクダミ茶が完成したら、子どもたちと試飲してみます。楽しみですね。

 

ちなみに、「ドクダミ」の花言葉は、『野生』『白い追憶』『自己犠牲』だそうです。どうぞ、ドクダミについては、酔った時のうんちくに活用ください。(笑)