「超深海」の生き物

タイタニック号の見学ツアーを行っていた潜水艇タイタンについては、悲劇的な報道がされていますが、深海にはどんな世界が広がっているのかは、興味を持つ人が多いのが事実です。私も、「ダーウィンが来た!」や「NHKスペシャル」などで、深海でダイオウイカ発見といった番組は、必ず見てしまいます。沼津深海水族館を訪れたときも大興奮しました。ここには、冷凍保管された本物のシーラカンスが展示されています。見入ってしまいます。

 

そんな深海ですが、水深6500メートル以上の世界は「超深海」と呼ばれるそうです。日本の近海には、この超深海が多くあります。「千島カムチャッカ海溝」「日本海溝」「伊豆・小笠原海溝」「琉球海溝」が、太平洋側に伸びています。超深海は超高圧の世界で、水深1万メートルでは、指先の爪の面積に約1トンの圧力がかかるそうです。人間なら瞬時に押しつぶされてしまいますね。

 

実は、昨年8月に、伊豆・小笠原海溝で最も深い9801メートル地点を日本人の名古屋大学教授の林さんが潜水艇で訪れました。日本人最深潜航記録を60年ぶりに更新したそうです。その時には、水深8336メートル地点でゆらゆらと泳ぐ体長20センチほどの半透明の魚が撮影されました。スネイルフィッシュという魚だそうです。魚としては、生存限界で見つかった記録となるようですが、ヨコエビやナマコなどの無脊椎動物はさらに深い場所で生存が確認されているそうです。

 

低温で光が届かない超深海に生息する生物のエサは、陸地や浅い海からゆっくりと海溝に降ってきたり、斜面が崩れたりして積もる栄養分です。また、海底から噴き出す熱水などに含まれるメタンや硫化水素から有機物を作り出す微生物もいます。この「超深海」は、海の面積の2%だそうです。

 

しかし、この2%には、まだ未知な部分が多く、新種の生物がまだたくさんあると考えられています。

 

どうですか・・・宇宙の神秘に負けないくらい、超深海の謎は興味深いですね。