昨夜は、２年ぶりのナイトツアーを行いました。昨年は、新型コロナウイルス感染で、保育園が休園してしまったのですが、今年は、多くの園児と保護者が参加しました。ホタルをそっと愛でるにはふさわしくない総勢５４名の集団です。

６月の親子遠足でお世話になった「北本自然観察センター」が、ホタルの舞台です。ここは、保護団体が、施設の中で幼虫から育てるようなことは一切しないで、自然のままの環境でホタルが生育しています。埼玉県の近郊エリアで、このような環境でホタルが見られるのは珍しいことです。

まだ、明るいうちに、保育園ホワイトきゃんばすのナイトツアー一行は、ホタルゾーンに向けて歩き始めます。あたりが、少しずつ暗くなり、ホタルの光が、一匹、二匹と現れました。「おっ～光ったぞ・・・こっちも光った・・・ホタルだ！」と子どもたちの声があがります。さらに、ホタルゾーンを奥に歩いて行くと、１０匹ぐらいのまとまった光が舞い始めました。保護者たちも、ただただ感動の声です。

時刻は、まだ19：40です。ホタルが一番光を放つ時間が、20：00です。理由はよくわかっていないのですが、まるで、体内時計の目覚ましが夜の8時に鳴るかの如く、光り輝くのです。

さらに、ホタルゾーンの奥に進みます。今回は、奥にある「8番エリア」まで、歩くことにしました。下見の時に、園長の人生最高ホタルが経験できたからです。8番エリアに向かう途中は、木でできた遊歩道になっています。そろそろ、20時に近づいてきました。遊歩道の左右にたくさんのホタルの光が見えて、子どもたちが歩く遊歩道の上をホタルが「こっちだよ～」と導くように舞っているのです。

いつの間にか、子どもたちの手のひらの上に、ホタルが止まり、ピカピカと光っています。逃げることなく、子どもたちの手の上で、遊んでいるかのように輝いているのです。こうなると、子どもたちの「わくわくドキドキの琴線」が爆発します。

本日登園した保護者の連絡ノートには、「まるでイルミネーションのようだった」「こんなにたくさんのホタルを見たのは初めてです」「また家族で行ってみたいです」などなど、感動のコメントがいっぱいです。

ホタル見学に来ていた地元の方は、「毎年来てるけど、ここ５、６年の中では、今年が最高だよ」と話してました。

夜の探検は、子どもたちだけでなく、パパママの冒険心をくすぐります。ましてや、一面にホタルが舞っている景色を見て・・・深く思い出に残る夜になりました。