地球を救う生き物② カタツムリ

昨日は両親の墓参りに行ってきました。いつもは、しっかりと草取りをするのですが、この暑さに雨も降らなかったので、ほとんど草も生えていませんでした。墓石をゴシゴシ洗うと、熱ですぐに水が乾いてしまいます。今年のお盆休みの墓参りは危険ですね。

 

さて、今日は「家」に関する内容です。

 

6月の親子遠足は、雨上がりだったので、木に連なるように「カタツムリ」を見ることができました。このカタツムリの殻には、無数の小さな溝があります。この溝に空気中に含まれる水を集めて、殻の表面に薄い水の膜を作っているのです。水と油は混ざり合わないため、殻には油汚れがつきにくく、たとえ汚れても雨で簡単に洗い流すことができるのです。カタツムリの殻は、汚れに強い快適な住まいなのです。

 

このカタツムリの殻の仕組みを手本に、汚れにくいタイルが作られています。家の外壁は、頻繁には掃除ができませんので、カタツムリの殻の仕組みが大いに役立っているのです。

 

もう一つ、ガラスの話です。よく鳥が、窓ガラスにぶつかるシーンがありますね。私たち人間は、赤・緑・青の3色を見分けることができるのですが、鳥は、この3色の他に紫外線を見分けられるのです。例えば、「ハチドリ」は、花びらに反射した紫外線を目印に花の蜜を探しています。鳥は、窓ガラスに反射する木々を見て、誤って衝突してしまうのです。

 

人と鳥の色覚の違いを利用して、鳥の衝突を防ぐガラスが作られました。紫外線が見えない人間には透明な窓ガラスに見え、鳥には網目の模様が見えるように、紫外線を反射する縞模様がついているそうです。鳥に優しい窓ガラスですね。

 

普段はあまり意識しない、家の「外壁」「窓ガラス」を覗いてみることにします。窓ガラスのシマシマは、人間には見えませんが・・・(笑)