強くなった日本のスポーツ

今日は、雲一つない青空でした。運動会本番も、こんな天気になるとうれしいですね。寺子屋園児とちびちゃんたちとの合同練習を行いました。ちびちゃんたちは、広いグランドを走り回って大はしゃぎです。練習は、「入場行進」と「開会式」です。そして、ちびちゃんたちの「みんな元気によ~いドン!」は、かけっこです。毎年、走り抜ける園児と全く動かない園児が対照的なレースです。そして、ダンス「まわせ!まわせ!」では、キラキラのリストバンドを着けて舞う子どもたちです。

 

来週末になった運動会・・・全体練習が始まると、「いよいよ運動会だ!」と子どもたちも実感するようです。

 

さて、ここ数年、日本のスポーツがとても強くなったと感じませんか。私が、日本人が世界で通用することを衝撃的に覚えているのが、野茂英雄投手です。トルネード投法から繰り出すストレートとフォークボールで、バリバリの大リーガーたちをバッタバッタと三振に追い込んだのです。1995年の当時は、日本人が大リーグで「通用するはずがない」と言われた時代です。彼が日本スポーツの鎖国を解いたと言っても過言ではありません。

 

テニスの錦織選手も凄かったですね。2014年には全米オープン準優勝、世界ランク4位につけました。彼は、13歳でテニス留学で渡米します。そして、17歳という若さでプロに転向したのです。体は、決して大きくありません。

 

スポーツジャーナリストの二宮さんは、日本スポーツ躍進の原動力は、「代表ブーム」と「国際化」と言います。

 

これまで、「全日本」とか「ジャパン」と呼ばれることが多かったナショナルチームが『日本代表』の呼称に統一されていき、代表の価値がどんどん高まってきました。野球の「侍ジャパン」女子サッカーの「なでしこジャパン」などの愛称で呼ばれるようになり、選手たちは、今まで以上に代表入りと代表での活躍を本気で目指すようになったのです。

 

もう一つの「国際化」については、先ほど挙げた、野茂・錦織といったトップ選手が、海外で活躍するようになります。大リーグで活躍する日本人は、投手野手問わず増え続け、ついに大谷選手は、二刀流&ホームラン王にまでなったのです。

 

サッカーでは、1991年に日本初のプロリーグJリーグが発足してから、目まぐるしく国際化が進んでいます。ワールドカップ初出場を果たした1998年は代表全員が国内組でしたが、前回の2022年大会では、代表26人中19人が海外チームに所属する選手でした。そう考えると、ドイツやスペインに勝ったことも不思議ではありませんね。

 

ラグビーのように、海外からの指導者の力も大きかったですね。2012年にオーストラリア出身のエディ・ジョーンズヘッドコーチは、南アフリカを破る大金星を成し遂げ、後任のジェイミー・ジョセフは、前回のワールドカップで日本代表を初めて8強に導いたのです。バスケットボールのトム・ホーバスヘッドコーチも、女子を東京オリンピックで銀メダル。男子を自力での五輪代表に導きました。世界レベルを知る指導者が、世界で勝つために必要なものを明確な戦術として授けたからです。

 

でも、ちょっと待ってください。世界でプレーして、世界レベルの指導者を呼んでくる。それだけではないような気がしませんか。そうです。最近の日本代表は、楽しんで勝っているように見えますね。

 

日本のスポーツの風土が変わりつつあると言います。体育会的な上下関係が変化しています。選手として活躍した日本人がそのまま指導者になると、選手時代の上下関係に引きずられやすいといいます。選手はコーチに自由に意見できないこともあります。また、行き過ぎた勝利至上主義にも歯止めがかかってきました。2022年に柔道の小学生全国大会が廃止されたのも勝利至上主義への懸念からです。

 

「勝利だけを求めると選別につながり、選ばれない子はおもしろくなくて、やめていってしまいます。競技人口の裾野が狭くなります。スポーツはそもそも楽しむものだし、生涯スポーツとして続けられる風土があってこそ、突出した選手が出てくるのです」と、あるアスリートは語ります。スケードボード競技などは、勝っても負けても褒め合い、慰め合うシーンが当たり前ですね。先日のブログで紹介した、少年野球の辻監督などは、まさに「楽しんで勝つ」を実践しているのです。

 

これから、日本は本格的な人口減少期に突入します。様々なスポーツで、日本が活躍するには、「楽しむ」がキーワードのような気がします。