令和5年度クリスマス発表会 つづき

今年のクリスマス発表会では、前日にハプニングが起きました。「どんちょう」と呼ばれる、ステージの幕が動かなくなったのです。この週の水曜日・木曜日にリハーサルを行ったのですが、その時から調子が悪くて、ついに動かなくなってしまったのです。仕方なく、業者がどんちょうを取り外し(修理に1か月かかるとのこと)、今回は、どんちょうなしで行うことになりました。演目の切り替えは、場内を暗くして行います。しかし、こんなハプニングにも、子どもたちは冷静に対応できました。変化に強い子どもたちです。(笑)

 

スタートは、園児代表挨拶です。年長女子4人がステージのセンターに立ち、自分たちで考えた挨拶を行いました。「本日はお越しいただきありがとうございました。ピアニカの練習は大変でした。でもできるようになりました。応援お願いします」と、びっくりするくらい立派な挨拶でした。オープニングのうた「赤鼻のトナカイ」「ウィウィッシュユアメリークリスマス」では、2歳児も参加しますが、誰一人泣いていません。大きな歌声が会場を包みました。

 

合奏は、6種類の楽器がシンクロして、素晴らしい演奏となりました。そして、0~2歳のかわいいオバケが登場です。若干2名の動きが確認できませんでしたが・・・(笑)、存在自体がかわいい子どもたちです。癒されました。前半ステージの最後は、園児全員でダンス「やってみよう」です。ノリノリの曲調で、寺子屋園児の衣装は、自らチョイスした私服ですので、自由度200%の素晴らしいダンスとなりました。

 

後半ステージは、忍者になった寺子屋園児からスタートです。忍者の衣装を着るだけで、ピョンピョン飛び回る園児たち・・・「勇気100%」は、パパママたちもよく知っている永遠のヒット曲ですね。忍者たちが躍動する素晴らしい舞台となりました。

 

そして、今回も保護者に方に、講演してもらいました。「小学生になること」が題目です。話をしてくれたママのもう一つの顔は、小学1年生の担任の先生です。そして、2つ目の顔は、バレーボール日本代表を目指した元アスリートです。(笑)

 

先生らしく、紙芝居のようにフリップを用意して「自分のことは自分でやる」などと、小学生になるとやらなければならない3つの大きなことを話します。そして、保育園時代から大きく環境が変わる保護者へのアドバイスもいただきました。具体例を交えた話は、とても分かりやすく、かつ凄かったのは、メモなしで、全部頭の中に言いたいことをインプットしていたことです。通勤時に学校まで自転車で走らせながら、独り言練習をしていたそうです。来年4月に小学生になる年長園児だけでなく、多くの保護者の心に刺さったメッセージでした。ありがとうございました。

 

いよいよ、劇「こびとのくつや」「王様の耳はロバの耳」を残すのみです。応援に駆けつけてくれた13名の小学生は、自分もかつてはこの舞台で演じたことを思い出します。そして「劇が一番楽しみだよ~」と開演前に言っていました。

 

練習では、なかなか大きな声が出なくて、子声だった年少女の子が「はげてる」という笑いをとるセリフで、今まで見せたことがない大声で、大爆笑を誘いました。まるで女優の演技力を見せてくれた、年長女子を見てると、本当に子役のオーデションを受けた方がいいと思ったものです。園児全員が、しっかりと自分のセリフを自分の声で表現できました。練習の厳しさを本番では、自分の力で喜びに変えたのです。

 

ステキな発表会となりました。子どもたちの「素晴らしい」「かわいい」「凄い」「頑張った」「かっこいい」・・・そのすべてが詰まっていました。応援していただいた保護者の皆様のあたたかい気持ちも十分に伝わました。小学生が後輩を応援する姿も、ホワイトきゃんばすの名物ですね。

 

今年もたくさんの応援の中で、子どもたちの笑顔が輝きました。これが見たくて、先生たちも頑張ってきました。子どもたちを支えていただきました皆様に・・・感謝します。ありがとうございました。