一時保護所

今日は、ショッピングセンターの1Fイベントスペースに「白バイ」がやってきました。1月10日が110番の日ということで、埼玉県警の警察官がアピールです。本日登園した12名の子どもたちが、目をキラキラさせて白バイにまたがります。ただし、2歳男の子だけが、女性の警察官に抱っこされながらも、かたくなに拒否です。(笑)

 

さて、今日は少しショッキングな話です。「一時保護所」という場所をご存じですか。ここは、児童相談所に付設し、虐待通告などを受けて、保護が必要になった子どもを一時的に保護する施設です。幼児から高校生までが保護を受ける対象です。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、今まで、一時保護を受けたことがある園児が、4名ほどあります。ネグレクト、アルコール依存、その他の理由で一時保護所に入るのですが、私の認識は、精神的にダメージを受けている子どもたちのために、手厚い保護を受けていると思っていました。

 

ところが、実態は「まるで刑務所だよ」とも言うべき環境のようです。狭い部屋で大人数で寝起きする生活。私語は禁止。自分の家庭事情を他の子に話すのは厳禁で、常に職員の目が光る。食事中はひたすら黙食。スマホやお気に入りのぬいぐるみなどの私物は、別保管で一切持てず、学校には通うことができないという、厳しい管理の下で自由を奪われた日常があるのです。「風呂に入りなさい」「早く寝なさい」と命令されるまま、子どもたちは動く。・・・すべてではないでしょうが、こんな環境だそうです。

 

学校に通えない理由は、虐待している親が、子どもを取り戻しに学校に乗り込んでくるのを防ぐためです。一時保護所での学習は、渡されたプリントをやるだけだそうで、学力が身に付きませんね。家庭で虐待を受けている子どもにとっては、学校での時間が唯一の逃げ場所であったのに、一時保護所での生活は、苦痛でしかないようです。

 

刑務所と感じるのは、小学校高学年以上の子どもたちでしょうが、現実的には、一時保護所から出て里親の下で暮らすも、すぐに別の一時保護所にたらいまわしになることが多いようです。

 

なんだか、切なくなりますね。一時保護所の職員への研修は義務ではなく、児童福祉への理解が不十分な職員もいるようです。また、非行の子に対する養育を導入して、厳しく指導にあたるところもあるようです。

 

しかし、今年4月に「改正児童福祉法」が施行されます。一時保護所の設備・運営に初めて基準が策定されるようになります。一時保護所は、子どもにとっては「逃げ場」です。その逃げ場が安心できる場所になるよう、願いたいものです。