フリーランスという生き方

今日は健康診断です。「さぁみんな~今からパンツ一枚になって!」の言葉に、年長年中園児が、「わぁ~はずかしい!」と、大きく反応します。体操着に着替えたり、屋上遊びで汗いっぱいで着がえる時には、何のリアクションもないのに、みんなそろって、パンツ一枚を楽しんでいるようです。そして、先生の聴診器に泣き出す園児はゼロでした。小児科の先生の話では、現在、特定の病気の流行はないそうです。

 

さて、フリーランスの仕事をみなさんはどう思っていますか。「組織に属さない一匹狼でカッコイイ」と思っている人も多いようですが、そう誰でもできる仕事ではありません。

 

イラストレーターのTさんは、「なりたくてなったわけじゃなくて」と言います。大学を出て、普通の会社に就職するものの、人前で過度な緊張や不安に駆られる「社交不安障害」と診断されて、30歳で2度の退職を経験します。アルバイトを経て、職業訓練校と民間の養成学校でウエブデザインを学びます。3度目の就職を考えたそうですが、「また同じことを繰り返すかも・・・」という不安がぬぐえず、選んだのが、フリーランスの道でした。オンライン会議やメールが中心で、人付き合いが得意でないTさんには合っていました。それでも、イベントなどに顔を出しては、コツコツと人脈を広げ、仕事を増やしていったそうです。

 

定年退職を目前にフリーになったNさんは、34年勤めた会社でシステムエンジニアとして働いたそうです。人事部に異動した際にキャリアコンサルタントの資格を取得し、自分の経験を生かし、他人のキャリア形成の相談に乗る。これなら、一生できるのではと考えて、フリーのキャリアコンサルタントになったそうです。1か月に30~40人ほどの相談に応じ、シニアモデル、ウエブライターとしても活動しています。「自由な時間に、できることがたくさんあると気がつきました。会社員時代より忙しいかもしれない」と言います。

 

総務省は、2022年の就業構造基本調査で初めてフリーランスの実態を調べます。本業がフリーという人は209万人いたそうです。「地元で働きたい」「家族との時間を大切にしたい」など、個人の価値観が多様化していくと、フリーならそれをかなえられると考える人が増えているようです。

 

しかし、フリーランスは「ひとり」とうイメージが強いですが、実際は、冒頭の二人のように、交流会などに参加し、人脈を築く努力をしていました。ひとりでやるからこそ、余計につながりが重要な仕事ですね。

 

フリーランスに必要な資質として、①自己研さんを怠らない②他人を巻き込む力がある③セルフマネジメントができるの3つがあると言われています。どうですか、フリーランスで輝いて仕事をしている人は、これらの能力を磨いていかないと、満足な仕事が得られないようです。

 

そんな資質があるあなた・・・一つの選択肢として考えるのもいいですね。