おやさいクレヨン

関東地方もようやく梅雨入りし、今日は朝から雨が降っています。保育園ホワイトきゃんばすが入るショッピングセンターの4階に、新たにオープンした屋内大型遊園地は、日曜日の雨ですので、大盛況になります。客数が800人を超えるそうです。

 

さて、「おやさいクレヨン」をご存じですか。10色で、税込み2200円です。値段以上の付加価値を感じる人が、買い求める商品の一つですね。ちなみに、10色は、「りんご」「赤ビーツ」「むらさきいも」「日本藍」「たけすみ」「ほうれんそう」「ねぎ」「パプリカ」「にんじん」「ごぼう」から作られています。どうですか・・・興味がわいてきましたか。

 

このうちの、「にんじん」「ほうれんそう」「ごぼう」は、埼玉県産の野菜が使われています。形が悪い、傷がついているなどの理由で廃棄されるはずだった野菜が、「アストラフードプラン」という会社の「残りかす」を粉末化する機器を使い原料となります。実際に「おやさいクレヨン」を製造する「mizuiro(みずいろ)」は、国産の米ぬかから採れる「米油」や「ライスワックス」をベースに、本物の野菜の粉末を原材料にして「おやさいクレヨン」を作っています。もちろん、野菜だけの色素だけでは薄いので、顔料も使用していますが、通常のクレヨンで使われる量の1/3以下に抑えられています。この顔料は、食品に使われているものを使用しているので、子どもが誤って口に入れても安心なのです。

 

保育園的には、子どもたちと「おやさいクレヨン」を使うとしたら、色々なことが想定できます。まずは、野菜の勉強になりますね。「屋上で作っている野菜からでもクレヨンができるかなぁ~」なんて、会話がはずみます。そして、「捨てられるはずだった野菜」がクレヨンに生まれ変わった話は、どのように子どもたちに伝えることができるか。子どもたちがよく知っている言葉に「もったいない」があるので、そこにつながります。普通のクレヨンとの描き比べだってできますね。そして、野菜が苦手な子どもが、野菜が食べられるようになるのは難しいかもしれませんが、野菜への興味を持ってもらうきっかけにはなります。

 

りんごクレヨンで、リンゴの絵を描く・・・パプリカクレヨンで、黄色のパプリカを描くのも楽しそうですね。クレヨンが、どのようにできるかなんて、普段子どもたちは考えませんが、「おやさいクレヨン」であれば、勉強にもなりますね。

 

大人が興味を持つクレヨンかもしれません。