小学生が政党をつくり模擬選挙

今日も屋上はプール日和です。今年は、水を怖がる園児がほとんどいなくて、ボランティアの保護者も、そんな子どもたちと本気で楽しんでいます。ボランティアスケジュールもほとんど埋まってきました。何度もボランティアに参加してくれるパパもいます。

 

さて、東京都江東区の小学校で面白い取り組みが行われました。6年生がクラスの枠組みを超えて、子ども中心になっていない身の回りの問題を考え、同じ考えを持つ子どもたちで政党を結成。そして、カリキュラムの最後に行われる「子どもまんなか総選挙」に向けての活動です。

 

昨年4月の施行された「子ども基本法」に使われている「こどもまんなか」という言葉に注目して、この取り組みがスタートしたようです。クラスの枠を超えて、政党を結成するという考えは、6年生の担任の話し合いで決まったそうです。

 

では、どんな政党が名乗りを上げたかというと・・・

 

「イベン党」・・・イベントを増やして明るい江東区に!イベントを通じて経験を豊富に!何と関係者は、ほとんどボランティアなので、お金がかからない!

 

「こどもハッピー党」・・・子どもたちの暮らしを大切にします。子どもたちのためのスペースづくりを行う。生活を充実させる工夫を実践する。

 

「健康精進党」・・・健康的で安全な生活を!!運動不足の解消対策。ミストシャワーを設置します。

 

「NO!ストレスの会」・・・いいめがない学校にします!

 

こんな感じで、3クラスを解体し、11の政党が生まれました。子どもたちは話し合いを重ね、互いに歩み寄るような姿も多く見られたようです。総選挙は、体育館で行われ、子どもたち・教員・地域の人・保護者が見守る中、「ぜひ、わが党に一票を!」というプレゼンが行われたのです。

 

これは、小学生でありながら、まさに「キャリア教育」と言えますね。チームで話し合う点は、非認知能力がぐんぐん成長したことでしょう。「最後までやり抜く」ことができた、子どもたちは、大きく成長したことは間違いありませんね。

 

こんな素敵な取り組みが、広がっていけばうれしいです。