子どものスポーツクライミング

いよいよ渋沢栄一の新一万円札など、新紙幣が発行されました。保育園ママの一人が、銀行に勤務しているので、早々に新紙幣を両替してもらいました。朝の会で、子どもたちに、立体感覚の新紙幣を見せます。年長園児は、数字は読めますので、これは10,000円5,000円1000円と言い当てます。さすがに、「埼玉県深谷市出身の渋沢栄一」さんの名前は出てきませんが、新紙幣に興味津々でした。

 

さて、子どものスポーツクライミングの世界が、どんどん広がっているようです。東京都港区は、すべての公立の小学校と幼稚園にボルダリング設備を設置したそうです。港区の小学校では、休み時間になると、ボルダリング壁のマットの前に大勢の児童が列を作ります。壁は高さ4メートル幅5メートルです。ホールドの色や形状、大きさはさまざまで、ホールドを自由に使って登るのは比較的簡単ですが、色分けされた一部のホールドだけを使って登ろうとすると難易度が高くなるそうです。

 

「頭を使わないと登れない。ホールドをどう持てば体を押し上げられるのか、考えて登っている」と小3女子が言います。挑戦を繰り返しているうちに、自然に考える癖がつくそうで、保護者の評判は上々です。

 

東京オリンピックで、日本人選手がメダルを獲得する姿を見ていると、スゴイ握力があるから登れると思いがちですが、握力だけでなく、全身を使うスポーツであることが分かります。「バランス感覚や柔軟性も養われる。壁をどう攻略すればいいか、思考力も鍛えられる」と専門家は言います。

 

スポーツクライミングは、体操教室やスイミングスクールと同じで体力の向上につながりますが、頭を使って手順を考えないとゴールにたどり着けないので、何度もの失敗を乗り越えてやり遂げたときに大きな達成感が得られます。「体を使ったチェス」とも呼ばれているそうです。

 

全国でもクライミングジムの数は、どんどん増え続けているそうです。そして、子どもたちにとっては、もう一つの魅力は、手を伸ばせば「世界」につながる競技ということです。野球やサッカー、バスケでは競技人口も多くて競合が激しいですが、スポーツクライミングはまだまだこれからの競技です。

 

どうですか・・・あなたのお子様の習い事の候補になるのでは。